AI自動翻訳時代の英語学習のメリットをベンチャー教育屋さんが考えてみた。

こんにちは、某教育系ベンチャー執行役員の山口です。

役員とついていますがなんてことはありません、今日はすれ違いざまに犬に2回吠えられました。食物連鎖的に見たら犬に骨の髄まで食われかねない、理科総合Bで習う生態系ピラミッドの真ん中ちょい下層部分に属するくらいの下等生物です。こんにちは。

 

さて、普段このEIGOHEROには英語の勉強方法をとても真面目に載せていただいておりますが、今回の記事に関してはかなり自分の色を強めに出してOKな状態を運営側から許可してもらえたので、友達にカフェで話しかける阿修羅のごとく”日本の英語教育”に対して、教育に携わるものとして意見をチラシの裏の落書きよろしく書かせていただこうと思うわけであります。

ちなみに、運営の方はそれはもうとんでもなく超美人(中国出身)でびっくりします。

そんな超美人に「あなたの文章分かりやすいから好きにヤッチャッテヨー!」と言われて「ヤレナイヨー、こっちは家でミヤネ屋をわさビーフ食べながら見たり、昔のゲームの攻略本を読んではノスタルジックに浸るという所業が所狭しと待ってるんだから時間ナイヨーヤレナイヨー」と言える訳もなく「あなたのために書きます、書かせてください。書くという書くを書気に書いて書ける全てを書書書kkkkkk」となって今に至ります。

でも超美人には彼氏がつきもの。私は現在、キーボードをプールサイドさながら悔し涙でビチョビチョにしながらドカドカとキーを叩いております。

本題

さて、本題に移ります。

今回、僕は日本の英語学習について物申したく筆を取ったのです。

最近2045年にはシンギュラリティ(技術的特異点)を迎え、AIやロボットが人間を越えると言います。

ざっくりシンギュラリティが何かを説明すると、AIとかロボットとかターミネーターとかシュワルツネッガーなる機械が2045年には人間のそれを超え、世界を牛耳って世界の人口の半分がペッパーくんになって世界は白いアンドロイドに包まれるというようなものです。ああ、怖い。ラインの友達一覧を見ると「高橋ペッパー」「ペッパー伊藤」「ペパロニクス武田」といったペッパーだらけの友達リストが目の前に燦然と並んでしまうのでしょう。

 

そんな場末のような時代の到来に際して、「英語を話す」という行為は本当に必要とされるのでしょうか?

 

今や、英語の自動翻訳がシューマッハ5人分の速度で進んでいます。

現時点で見ても、Skypeが英語とスペイン語間での同時通訳機能の開発を進めて実用に近づいているという事実があります。

これはとんでもないことです。見知らぬ外国人に話しかけられても会話できてしまう。

僕がその昔、学生時代にとある国のサブウェイで「トッピングは何にしますか?」という英語に対して、この上ない極上のアルカイックスマイルと共に「いいからさっさと早く作らんかい」と大声で返すという行為ももう二度とできなくなってしまうという、これはもう世にも恐ろしい技術革新なのです。

「そんな時代まだまだ先だろ、すっとこどっこいのべらんめぇ」という方はかなり楽観的です。社会に出て様々な本を読んで知識をつけた大人であれば分かるはずです。

2045年のタイムリミットまで既に30年を切っているのです、定年も65歳よりも引き伸ばされて70歳から75歳、人によっては棺桶から来世でも働くのではという前代未聞の時代に突入していきます。

このような時代において、学校の先生からしたら「おいおいそんなことはないだろう。そんなすぐに自動翻訳が進むわけがない。」「なんやかんや翻訳システムの翻訳の質なんてたかがしれてるじゃないか。」と思われるのではないでしょうか?

 

技術は指数関数的に発展していきます。

僕はもはや高校数学における指数も関数も覚えていませんが、指数関数的に進むのだそうですよ。何だ指数の指って。指の数は手足合わせて20本しかないのに。とてもイライラして参りました。

英語の教育現場

さぁ、このような事実を前にした時に、日本の英語教育の現場で考えるべきことは何でしょうか?ちなみに最初に言っておくと、英語の勉強自体がなくなることはないと思います。なぜなら、人間と人間の直接のコミュニケーションがなくなることはないからです。機械が翻訳された言葉を本人の代わりに相手に伝えたとしても、「肉声」ではありません。

 

想像してみてください。

イタリアに旅行に行き、とてもおしゃれなピザ屋に1人で入って2Fのテラス席でマルゲリータを食べながら、ベタベタになった手で本を読んでいた時に、不意に目線を下げると、道で立ち止まった綺麗なマネキンのような金髪高身長美女がこちらを見ている。ベタベタの手で席まで招き、近くまでやってきていきなりがっついたキスをしてくる。「ほぉ、なるほど。こやつ私が好きなのだな。さすがイタリア、とんでもないなカンツォーネとテンション高くなるのも仕方があるまい」と考えていると、向こうはスマートフォンを取り出し、目にも見えない速度でフリック入力をして僕の耳元で音声を流してくるではないか。そして、突然の愛で火照った私の耳に飛び込んでくるのは「ヒトメボレシマシタ、アイシテル〜」という無機質で宇宙の真空を感じさせるような0と1から生まれた平坦な機械の声。

・・・冷める。ピザでなく私の愛が一気に冷めます。

 

このような雰囲気デストロイヤーとなりうる翻訳機能に対抗するために、我々は勉強を続けなければなりません。勉強とは愛です。できればイタリア語を勉強したいところですが、まずは英語。アメリカやイギリスにもきっと金髪高身長美女はいます。

 

このように人間はコミュニケーションにおいて、言葉の字面だけからはそこまで多くの情報を得ていません。ノンバーバル(表情や仕草、声色など)の部分からの情報で圧倒的に意思判断しているのです。きっと異文化理解能力なんかもここにプラスされていくのでしょうね。

なので、英語を実際に話せるようになるという能力自体に対するニーズはまだまだなくならないのではないかと私は考えます。やっぱり直接話した方がその人の人となりって分かるし、最後は信頼関係だもんね。

 

ただ、この未来を考えた時に日本で必要な英語学習の要素としては圧倒的に「実践力」が求められていきます。

リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの四技能において単語・熟語・文法・構文の基礎力は必須となるので、その点では今の日本の英語教育は悪くありません。むしろ高水準だと思われます。よくやっています。山口から頑張ってるで賞が贈与されます。

あんだけ知識を詰め込むんですから、普通にやっていればインプット自体は結構できているはずです。(反対に山口統計カウンターでは、ヨーロッパ人は話せるが文法が苦手という人が意外と多いというのが今まで会ってきた人から言える気がしています。)

 

しかし、日本人はこの英語の基礎力の完成に時間がかかりすぎています。確かに日本語と英語は文法体系がかなり異なるので仕方ありません。日本語は世界で最も習得が難しい言語の一つともよく言われているし。塾講師をしていた時に助詞の「が」と「は」の違いは?って聞かれて、ノリだよノリと答えた大学生時代のことが夢にたまに出てきてうなされます。

 

なので、英語の習得に時間がかかることは避けられません。じゃあどうすんのよ?ということですが、早期の英語学習が現状これの対抗策として取り上げられていまし、

これに賛成です。早めに文法とかを仕上げて、すぐに実践の場に持って行く。もしくはインプットしたらすぐに会話や作文ででアウトプット、という流れを作っていきます。おそらくしっかりこのシステムで勉強を行えば、現状よりもかなり良くはなるでしょう。

 

問題は、「それは分かるけど、現場ではそんな時間がないよ。授業コマ数が決まっちゃってるし…」ということ。うん、先生は大変です。部活も見なきゃいけないし保護者とのやりとりもあるし。スタートアップ勤務に身からすると、学校教育の先生の方がベンチャー戦士なのではないかと畏敬の念が止みません。

単刀直入に申し上げますと、これ、国の学習システムを変える必要があると思っています。

コマ数が足りないなら増やせばいい。ゆとり教育で失敗したなら、もう少しみっちりしてもいいんじゃないですかね。というか、日本は学校での勉強時間が近隣のアジア諸国から見ても相対的に足りないのです。

似たような言語体系を持つ韓国の国を見ると、大学受験戦争で子どもたちはかなりの水準レベルの英語力を有しますし、中国人も文法体系こそ違うものの状況はほぼ同様。

同じような環境にも関わらず、韓国はここをクリアしています。

 

なので、勉強時間を増やすor勉強時間がそのままでも効率的にインプットとアウトプットができるようになる学習方法を考えることができれば、日本ができないということは恐らくないはずなのです。

お金の面から見たら、国がよく分からない道路工事や橋の建築をしている予算を設けるのであれば、先生の賃金を上げるとか教育費を安くするとか、教育にもっとお金を落としすべきなのではないかと考えます。

まとめ

小難しいことばかり言いそうな気がしてきたので、ストップします。

僕が一番何よりも言いたいのは「英語がネックで自分のやりたいことができないということが無いようにしたい」ということなのです。さっきのイタリアの例もそうですが、会社員の人も同じです。

社内で昇進してもっと大きなことをやってやりたい、起業して世界でこんなことをやってみたい、英語で外国人の女の子と仲良くなりたい、世界中の人とTinderでコミュニケーション取れるようになりたい…

やりたいことがあるのであれば、まずは勉強しましょう。AI時代でも必要なスキルは「肉声で相手と直接話せること」「相手の国の文化を理解してぶつかることなくコミュニケーションを取れること」、これらができるための英語教育が必要です。

手段を目的化しないように、教育システムをよくしていきたいですね。

 

と、かっこいいこと言ってドヤ顔を決めていたら、カフェで隣の女性が席を遠くに移動しました。キーボード叩く音がうるさかったのか、ゲスい顔でイタリアの辺りのくだりを書いていたのが目に入ったのか。

あー、英語喋ってモテるようになりたい。

ABOUTこの記事をかいた人

YamaguchiTatsuya

学生時代に編み出した「独自の学習方法」による効率的で楽しいTOEIC高得点のコツ等を書いています。
大手IT広告代理店国際事業推進部→某教育系スタートアップ執行役員→ブランディング(入社案内・理念浸透ツール等の制作)
グローバル教育研究所認定講師。