【英語上級者からの経験シェア⑨】何も聞き取れない!リスニング力ほぼゼロからのスタート

【英語上級者からの経験シェア⑨】何も聞き取れない!リスニング力ほぼゼロからのスタート

皆さん初めまして。Iです。

生まれも育ちも日本、両親も日本人です。しかし私には、のべ13ヵ月の英語圏での生活経験があります。

13ヵ月も!と思うか13ヵ月だけ?と思うかは読んでいるあなた次第ですが、この13ヵ月で私の人生は大きく変わりました。

まずは1/13ヵ月のお話からお伝えします。

■英語のリスニング0点からの巻き返し!きっかけはドイツ留学

今でこそ、海外の方と英語でコミュニケーションをとることに何のためらいもなくなりましたが、実は中学生のころは英語が大の苦手でした。緊張のあまり、リスニングの模試では0点を取ったこともあるくらいです。

そんな私が英語学習に目覚めたきっかけは、大学に入学したのちのドイツ留学でした。

【英語上級者からの経験シェア⑨】何も聞き取れない!リスニング力ほぼゼロからのスタート

第二外国語でドイツ語を選択し、現地で2週間のサマーコースにチャレンジすることになったのです。ドイツ語は発音もそれほど難しくなく、興味もあったため友人と参加してみることにしました。

現地の大学で各国からの留学生を招待して開かれるサマーコースでは、日本人の学生も多かったですがロシアやウクライナ、フランスからの留学生もいました。

お互いドイツ語を勉強しに来ているものの、なんせお互いがドイツ語の超初心者!ウクライナの美少女に声をかけられ、おしゃべりをしようとしても、ドイツ語での会話が成り立たないのです。

そこでウクライナの少女は流ちょうな英語を話しだしました。私と友人は突然出てきた英語にしどろもどろ。相手の少女は「英語もしゃべれないの…?」というような困惑した表情をあからさまに出していました。

そして私自身も、自分の英語力のなさに愕然としたのです。

地理学を学んでいた私は、ドイツだけではなく世界各国の気候や風土に興味がありました。しかし、その話をしようにもドイツ語もダメ、英語もダメ、まったく会話にならなかったのです。

そこで気が付きました。世界(の人)と会話をしたければまず英語を話せるようになる必要があると

ドイツにいた2週間はドイツ語をもちろん徹底的に勉強しましたが、帰国した後は英語の勉強に力を入れ、まずは机上の学習ではなく英語の環境に身を置くことだとアメリカ留学を決めたのでした。

■ドイツ帰国から10か月。ボストンへの短期留学。

衝撃のドイツ留学から帰国すると、私はアルバイトの時間を増やしました。アメリカへの語学留学資金を貯めるためです。

そして大学二年生の夏、ついにボストンへ旅立つことになります。

ボストンでは語学学校に通いました。クラスには日本人も数人いましたが、ベネズエラやスペイン、韓国や台湾など様々な国から生徒が集まっていました。

実はボストンへ行く前に決めていたことがあります。

それは「日本人の友達は作らない」というもの。

当時、留学についての情報を集めていく中で「学校で結局日本人の学生とつるんでしまい、授業中以外は日本語を使い、楽しく遊んでいたら気づけば帰国の日でした」というような経験談がとても目についたのです。

高いお金を払って留学するわけですから、そんなことをしている場合ではない!と思いました。

初日はとても緊張しましたし、正直日本人の子たちから話しかけられましたが、心を鬼にして距離を置きました。そしてイタリアや台湾の子たちと行動を共にするようになったのです。ランチタイムを共にする友人ができてからは、とても楽しい毎日でした。

クラス分けもテストの結果で成績順にされていたので、クラスの中では会話にほとんど困りませんでした。先生の言っていることも、一日また一日と理解が深まるのが本当にわかるのです。

でも私はまだまだ井の中の蛙でした…。同じくらいのスキルの子たちが集まってクラスの中で英語が通じるのはある意味当たり前だったのです。相手も難しい言い回しはしないのですから。

■教科書不要!大切なのは時間の使い方!

学校が終わった後、友人と某ショッピングセンターへお土産を買いに行った時のことです。

かわいいキーリングがあったので、仲良しの友達へのお土産に5つ買いました。でもそのとき、大きな袋にがさっとまとめて入れられてしまったため、小分けの袋を入れてほしかった私は「ファイブ ビニールバッグ プリーズ!」と咄嗟に言いました。

店員さんは笑いもせずに袋を入れてくれましたが、愛想笑いすら出ないのも当然ですよね。この時の私は文章の組み立てさえもできていなかったのですから。

結局、当時の私には学校という限られた場所でクラスメイトという限られた人間の間でのみ成り立つ英語力しかなかったのです。

よくよく考えれば、このコミュニティの中にネイティブスピーカーは先生ただ1人です。これに気付いたのは帰国の1週間前でした。

それからの私は、1日の過ごし方を工夫してみました。今までは、学校へ行き、授業が終わればまっすぐ帰り、ホストファミリーと食事をして寝る生活でした。

それを、学校帰りはとにかく一人でいろんなお店に行き、店員さんと会話をするようにしたのです。服屋さんであれば試着を申し出たり、アイスクリーム屋さんでは試食のお願い(快く対応してくれます)、お土産屋さんでは人気の商品について説明を求めたり。

たったの1週間でしたが、この効果は絶大でした。

■留学をして感じたこと

語学学校へ行くことは間違いではありません。そこで他国の学生と交流することにも意味はあります。

しかし、声を大にして言いたいのは「肝心なのは対ネイティブスピーカーへのアウトプット」ということです。学んだ英語を使って初めて、それが伝わる英語なのか、相手を不快にさせたり疑問を抱かせない言い回しなのかということがわかります。その機会をより多く持つことが英語上達のカギなのです。

チャンスは学校の外にあります。

これから留学する方は、ぜひ学校の外での過ごし方について改めて考えてみてくださいね。

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