TOEFLのReadingセクションの文章量は600語ほど。
得意な分野ならぐんぐん読み進められるかもしれませんが、
テストの長文問題として一気に読むには十分すぎる語数です。
テーマによっては最後までたどり着くまでに疲れてしまうこともあるかもしれません。
■難易度
難易度は、TOEFLの受験目的からも明らかなように、
大学の教科書レベルです。
ただ、「なんとか内容をつかみながら読み進める」だけなら、
英検2級ラクラク合格、或いは英検準1級ぎりぎり合格程度の英語力でも、
できるレベルです。
この程度の英語力でも六、
7割方理解可能と考えていいでしょう。
場合によっては二割ほど、
歯が立たないと感じる長文もあるかもしれません。
ただ、正解できるかはまた別の話です。
TOEFL100点を目指すなら単純計算でも各セクション25点必要です。
文章をなんとかわかっている気分で読み進めるだけでは、
点数は15点あればいい方でしょう。
設問に答えるには、
細部にわたって理解しておく必要があります。
■語彙レベル
新聞を読めない、
ニュースを聞いてもわからない。
そのレベルでも、
三面記事やゴシップ元記事が理解できる英語力があれば18点近くを狙うことが可能です。
TOEIC800、英検準1級くらいの、英語でネットサーフィンできるレベルの人にとって、
TOEFLのReadingセクション25点獲得に足りないものは、文法ではなくて語彙です。
TOEFLには凝った構造の文章は出てきませんから語彙さえ補強できれば大丈夫です。
そのため、三面記事やライフハック記事を楽しむだけでは物足りない、
「真面目語彙」を増やす必要があります。
■語彙習得のため
●楽しく続けるなら
・Vocabulary.com(https://www.vocabulary.com/)
問題集でコツコツ覚えるのが苦手で、
且つ時間的にゆとりがあるなら一番のおススメは、Vocabulary.comです。
このウェブサイト(無料)は文章が豊富なので、
単語暗記に起こりがちな「勘違い」を最小限にとどめることが可能です。
・Free Rice(http://freerice.com/)
時間がないなら、Free Riceです。
こちらも無料です。
募金サイトですから、正解するたびに数粒の米粒が寄付される仕組みとなっていて、
人助けしながら単語を覚えられる一石二鳥なウェブサイトです。
ただ、例文が全くないので、じっくり取り組めない時、隙間時間に利用しましょう。
たとえ勘違いがあったとしても全く知らないよりはマシです。
■まとめ
TOEFLのReadingセクション対策に最も威力を発揮するのは語彙強化です。
ただもう一つ、うまく解き進めるコツを自分なりに習得しておかなければ、
無駄な労力を使うだけで、最後までうまく解ききれません。
結局、長文の意味はなんとなくわかっているのに、
点数には結びつきません。
次回は設問解答のコツについてです。