「単語」は英語学習(語学学習全般)で最重要とも言える、基本的学習項目です。
どんな言語を使うにも、単語力がなければ話になりません。
ですので当然、TOEFL受験生にとってもテスト勉強の基礎の基礎です。
しかし、TOEFLで覚えるべき語彙は多く、受験生はどうしたらよいか分からなくなります。
本屋によって、(またはAmazon?)で単語本を買ったは良いものの、殆どの受験生が手に取っては何度も放り出し、結局Aから始まる単語を繰り返すだけです。
では、TOEFLの語彙はどうしたら効率よくマスター(蓄積)できるのでしょうか?
大前提として、TOEFLで出題されるテーマに集中して学習する必要があります。
たまに、自分の受ける試験では殆どでないのに見当違いな分野の語彙増強をしている人がいます。
例えばTOEICの試験で900点をとることが目標なのに、自己啓発系の名著を原書でよんだりするのは、まるでブレーキを踏んだまま自転車を漕ぐようなものです。
目標達成の期限を決めていないのなら、そんな風にゆっくり取り組んでも問題ないかもしれませんが、
「XX年YY日の試験で目標スコアを達成する」と決めているビジネスマンや学生にとっては、そんなヒマで呑気なこといってられませんよね。
というわけでTOEFL受験生の為に
「単語本」+「Reading/Listening」の鉄板勉強法を軸にしたオススメな語彙増強法を紹介します。
過去のTOEFL受験生を見ていても、この通りにやった人が伸びが速いです。
① TOEFLに特化した「単語本」+
② TOEFLに特化した「Reading/Listening」素材に触れ続ける
ことを習慣にする事で実現できます。
何を当たり前のこといってるんだ?
と思うかもしれませんが仰るとおり、
あなたが試験で目標スコアを達成するために当たり前の事を言っていますが重要なので、ご確認下さい。
<まずは「単語本」について>
1.どのように単語本を選べば良いのか?
もしすぐにテストを受けて結果を出す必要があるのならば、やはりTOEFL試験に完全特化した単語本を選ぶ必要があります。
本屋には、日本ではTOEICに比べれば大したことありませんが、少なくないTOEFL単語本が売ってますよね。
(一方で、テストまでの準備期間がまだあるならば、TOEFLに特化した単語帳を終えた後は、新しい単語量が50~70%入っている別の単語本を選び、それをサブ教材として開始することをオススメします。)
分からない単語が3割~5割の割合で入っている単語帳を選べば、最低でも半分は自分のしっているものなので、「分からない単語が多すぎ・・無理・・・」といって挫折する可能性も低いです。
一般的なTOEFLの単語帳だと「TOEFLテスト英単語3800」とかが王道でしょう。
といってもまあ、普通の書店で売ってるような単語帳を紹介するだけなら、別の人が書いていますからこの記事の価値がありません。
もっと別の角度からもっと有益な情報をお伝えします。
2.どうやって単語を憶える(というか触れる)&時間を捻出するか?
まず単語の覚え方には2パターンあります。
A一個ずつ辞書を調べてじっくり取り組む
Bとにかく単語と載っている例文に触れる回数を増やす
オススメは
B「とにかく単語と載っている例文に触れる回数を増やす」やりかたです。理由は後述します。
また、単語憶える時間の使い方には2パターンあります。
Aまとまった時間を単語暗記に充てる。
Bスキマ時間や、限られてた細切れの特定の時間を利用し、毎日計画した単語量の最低ラインをこなす。
これも、「Bスキマ時間や、限られてた細切れの特定の時間を利用し、毎日計画した単語量の最低ラインをこなす。」ことをおすすめします。
「とにかく単語と載っている例文に触れる回数を増やし」
「スキマ時間や、限られてた細切れの特定の時間を利用し、毎日計画した単語量の最低ラインをこなす。」のがオススメなのか?
単語暗記(記憶)というものは、巷でも言われている通り、
寝る前に行い、起床直後に行うのが最も効率的です。
更に、人間の脳の性質上「一度見ただけ」では殆どの記憶は忘れ去られてしまいますので、時間の許すかぎり何度も何度も飽きるまで反復することが大切です。
自分の出席番号とか、自宅の電話番号を言えない人がいないのは理由があります。
何度も使っているから勝手に覚えてしまうのです。
たとえば・・初恋の人の名前を思い浮かべて下さい。
ほら?何度も頭の中で意識しているから忘れてないでしょう?
また、一日は24時間です。
本当に誰でも分かることですが、実際に一日の内自分はどれくらいの時間を試験勉強につぎ込めるのかを計算していない人が多すぎます。
最低限、憶えるときめた単語量はは自分の置かれた状況や、期限を考慮して、逆算して計算し、試験までに何度反復できるか計算して取り組むようにしましょう。
<「単語本」と「Reading/Listning」をどう融合させるか>
最終的に単語を覚えて使える語彙にするために必要なのはやはり実際に使う(または実際に使われている文脈や分に触れる)のが一番です。
なぜなら、人間の脳というものは「どんなに反復単語を覚えたぞ!」とおもっても実際の文脈で使われているパターンまで記憶しないと定着しない性質をもっているのです。
例えば、高校の頃に覚えさせられた数学の公式は、日常の現場や研究でつかっていなければ忘れてしまっていると思います。
ですが、友達と一緒に行った旅行とか、チームで取り組んで感動したこととか、何か自分が体験して心が動いた話しならば、中々忘れることが出来ないはずえす。
この人間の脳の性質を応用して単語(語彙)増強を効率良く行う手段として【Reading/Listing】があるのです。
とはいえ、いきなり難解な厚い本にチャレンジしたり、お気に入りの本の原書に無謀にも挑んだり、難しい経済番組を英語でみたりするのはやめましょう。
基本的に、語彙量が多くない状況でそんな事をやったとしても読書のスピードが遅いので挫折します。
というわけで、自分にあったレベルの単語帳を一通り頭にいれたら、それに対応するレベルの書籍を選んで読んでみましょう。
したがって、当たり前のことですが
TOEFL試験で最短最速で目標スコアをとりたければ、TOEFLの運営団体であるETSが出している公式模擬試験のTPO(TOEFL Practice Online)の単語を重点的に覚え、毎日2ページ分のTOEFLTPOのReadingやListeningに取り掛かるのが、最速でしょう。
それを終えた後は、
TOEFLでよく出題される分野の単語を学び、それに関連した「Reading素材」や「Lisening素材」に触れることに時間を費やすべきです。
一見単語帳を憶える以外に、「Reading」も「Listening」もやらなければならないのか・・・ノルマが増えたなぁ・・・・
なんて思いがちですが、(第二言語学習の理論等を学べば当たり前のことだと分かるんですが)覚えた単語を実際に使われている文脈でインプットする事をするかしないか、で本番で使えるレベルまでに語彙をものにできるかどうかが決まります。
実際に、「あ!この単語昨日覚えたやつじゃん!⭐️」
という形で,Reading素材や、Listening素材の文章・音声に登場するのは、もっぱら日常茶飯事です。
その瞬間、小さな感動が生まれ心が踊りますよ!
というわけで、
1試験内容に特化した単語帳を覚え
2Reading素材・Listening素材を使って、単語帳で学んだ語彙を実際の文脈で確認する。
ことで、本物の語彙力がつきます。
実践あれ。