企業で海外へ赴任できる人の基準と言われていた“TOEIC760点以上”。
今時の学生でこれくらいの点数を取る人はザラになってきました。
「資格の欄に書けるのって何点くらいかなぁ?600点?w」とかってファーストフード店で騒いでる学生にそっと伝えて焦らせて猛勉強させて立派な超高年収な外資系サラリーマンになって、「あの時声をかけてくださってありがとうございました!その時のお礼です」って高級フレンチとか奢ってもらえればなぁと考えています。だいぶ性格が歪んでいますね、英語ライターのYです。
さて、冒頭でいきなりよく分からんことを徒然なるままに述べておりましたが、日本の就活・社内選考において900点以上でないと他の人と差別化できないという時代になっているのは間違いないです。
私は普段某IT企業のグローバル系部署で勤務をしていますが、現場を見るとかなりこの流れは急速に来ているように肌で感じています。
・・・ん?
はい、「他の記事でも見るような導入部分をほざいてないでタイトル通りに早く900点取る方法を教えろぉぉぉおおあああああ」っていう人がそろそろ出てきたので、本編に移りますね。
それは…
なんと…
意外と簡単な..
(三点リーダーが多くても記事をすぐに消さないで…あとちょっとだから読んで…)…
弱点を要素分解する
「ほえ?そこ?」となる皆さんの顔を想像するとしめしめ顔が止まりません。
意外ですが、自分の弱点部分の「”何が”&”どこ」が”弱点なのかを考えられている人は少ないです。
例えば、リーディングのPart7(長文読解部分)が苦手なA君。
どうして点数が取れないの?と聞いてみると「時間内に読み切れないよおおお」と鼻水たらしながら言葉を返してきます。
さあ、どうして時間が終わらないのか。1回するとこうなります。
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・単語・熟語・英文法・構文のどこかが知識足らずで速読ができていない
・他のパートで「本来使うべき時間」以上の時間を使ってしまっている
・設問に対する回答部分の見当がつかない
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などなど色々あります。
さらにここから分解して出来ない理由を名探偵コ〇ン君並の推理レベルであぶりだしていきます。
「・単語・熟語・英文法・構文のどこかが知識足らずで速読ができていない」が一番当てはまるようなのでさらに聞いてみます。
A君は「うーん、この中だと単語が特に覚えきれていないかな…」と言い出しました。
ここでさらに要素分解するとこうなります。
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・単語のどのレベルの単語ができていないのか?
・ビジネス英単語ができないなど、ジャンル別に苦手な領域があるのでは?
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段々ここまでくると原因部分が見えてきますね。
このように実は自分が弱点だと思っていたところは”課題の大枠”しか掴めていないことが英語学習者には多くあります。
しかし、例で見たように改善する方法は非常にシンプル。
てか、お医者さんと同じです。
「喉の風邪?適当にドラッグストアで薬買って飲んどきゃいいでしょ!」っていうのより
「喉の扁桃腺が腫れているので、そこにピンポイントで効く〇〇という抗生物質を5日分飲みましょう」と処方してくれる医者の薬の方がはるかに治る確率は高いし、治るまでの時間も早いです。
そして、なにより760点以上の人は特にこの診療行為が出来てない人が大多数です。
基礎が出来ているだけにそこまでの点数を取れているので、苦手意識を持っている場所を大枠に捉えるだけでは正直上がりません。
きちんと自分の苦手なところを細かく細かく分析して、それに対処できる勉強法・参考書などを処方してください。
それができれば、900点はすぐそこです。