TOEFL iBTは、パソコン受験のみです。
次のページへ進んだり、戻ったり、ボタン操作によりテストを進める必要がありますが、
操作経験がゼロのまま本番に臨むのは危険です。
なぜならば、本番の試験をスムーズに進めるためには、問題形式だけを知る&高い英語力を持つだけでは不十分だからです。
従って、必ずTPO(TOEFL Practice Online)を事前に解いておくことをオススメします。
■TPOの受験申し込み方法
TOEFL本番試験へ申し込むのと同じウェブサイトで申し込むことが可能です。
料金は$49.95で、TPOは過去の実際の問題を集める形で構成されています。
それぞれのTPO試験には、テストナンバー(製品番号)がついていて、ナンバーの違うテストは中身が完全に違うものです。
少なくとも2種類購入し、本番さながらに解いてみる練習をしましょう。
(2つ買っても、本番試験を受けるより圧倒的にお得です。)
■メリット
TOEFLテストを受けるには、パソコン操作が必須です。
本番中に、「えーっと・・・ここでNextを押しちゃっていいのかな」と悩む時間はありませんから、
本番までに「どこまで進んで良いのか」「どこまで戻れるのか」を実際に体感しておくことが本番での安心感につながります。
(人間は緊張したり、ストレスが加わるとIQが低下してパフォーマンスが落ちます。)
こうした、事前シュミレーションによって得られる感覚こそが重要なのです。
TOEFLテストは、決して英語力だけではクリアできない試験ですから、TPOで事前に確認(準備)しておきましょう。
また、TPO試験のスコアは受験終了後24時間以内に送られてきます。
点数に応じたコメントも添えられているので、その後の学習に生かすことができます。
■構成
TPO試験は、実際のTOEFL試験の過去問題を集めたものです。
TOEFL本番試験で出題される問題数は受験者によってランダムに変わります。
そのため、本番のTOEFL試験とTPOが必ずしも全く同じ構成になっているとは限りません。
ただし、
・「セクションをまたいで行ったり来たりはできない」
・「戻れるのはリーディングセクションのみ」
などのルールは全て本番通りですので、TPO試験はTOEFL受験生にとってピッタリの模擬試験教材なのです。
TPO出題セクションの順番は本番と同じく、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの順です。
だから当然、「得意分野から解くぞー^^」なんてやり方は通用しません。
■注意事項
●一度きり
TPOの問題は購入後一度きりしか解くことができません。
再度解きたい場合は、別のTPOに申し込むしか方法はありません。
●中断方法
集中力が途切れてしまうあなたに朗報です。
TPO試験は一気に問題を解き切る必要はなく、途中で中断し、都合の良い時に再開することが可能です。
その場合、本番受験時には画面に現れない”TPOのテスト用ボタン「Pause」”を押し中断します。
「Pause」ボタンを押すタイミングによっては、
前のセクションがもう終了したとみなされてしまうケースがありますから、気を付けましょう。
特にリスニングセクションでは、設問と設問の間で「pause」を押す場合、
次の設問が始まる前に(現問題が完全に終わる前に)ボタンを押さなければ、
その設問は終わったものとみなされるので注意しましょう。
●セクションを終える前に
Exitボタンを押して各セクションから出てしまうともう元には戻れません。
押す前によく考えましょう。
本番のTOEFL試験で解き進む上で余計な心配をしなくて済むよう、
TPOで操作に十分慣れておきましょう。