最近、外国人観光客が増えてきていますね。渋谷に新宿、上野に池袋…
オリンピック効果もあってますます外国人が日本にやってきていますが、そんな外国人に道案内を頼まれたことはありませんか?
そしてうまく答えられなかった経験はありませんでしょうか?
例えば、こんな道案内の質問。
How can I get to Yoyogi Park? (代々木公園の行き方、分かりますか?)
Where is Hachiko exit? Where am I on this map? (ハチ公口はどこですか?現在の自分の場所は地図上だとどこ?)
Which subway line should I take to get to the Roppongi?(どの電車に乗れば六本木につきますか?)
Do you know anywhere that has free wi-fi? (この辺でWi-Fiあるところを知ってますか?)
「どうしよう、go straightとturn rightくらいしか言えない…」という人も少なくはないと思います。実際の英会話となると、このようなレベルでの道案内しかできないのはちょっと悲しいですよね?
今回の記事では、このような様々なパターンの道案内の質問をされた時に、どのように答えればネイティブのようにスムーズな回答をすることができるかを数多くの例文を使いながら覚えていきます。
1.英語での道案内〜目的地が近い場合〜
❶ 英語の道案内ですぐ使えるフレーズ
すぐに使えるフレーズということで、基本的な道案内の頻出フレーズをこちらに並べてみました。
- Go down this street! /Go along the street. /Go straight on! (この道まっすぐ行けば)
- Go straight and up the stairs! (この道まっすぐ突き進んで階段を上がれば)
- Go down the escalators! (エスカレーターで下がれば)
- Turn right at the corner. (角を右に曲がれば)
- You just passed it. (通り過ぎたね)
❷ 英語の道案内でよく使うテンプレート
先ほどの①よりかは少し難しいですが、それでも普段から英語の勉強をしている人にとってはこれくらい言えて当たり前です!
いくつか自分の中にパターンを作っておくことで土壇場での焦りを消すことができます。
- Go straight ahead, then turn left at the crossroads. (このまままっすぐ行って、交差点を左に)
- Go along the street until you reach the traffic lights. (信号に当たるまでこのまままっすぐ)
- You will see a pet shop on the road. (道にペットショップが見えてきます)
- That place is very close to Dundas Square. (Dundas Square にとても近いですね)
- It’s between Hacienda Street and Azusa Avenue. (Hacienda Street と Azusa Avenue の間です)
- Get off the 60 East Freeway. (高速の60東口から降りる)
❸ 英語の道案内にはランドマークを活用
英語での道案内にランドマーク(landmark)はつきものです。
ランドマークとは日本語で「目印」のこと。コンビニや建物、駅に交番と目印はたくさんあります。
それぞれの場所に関連する英単語を勉強することはもちろん、目印を活用した道案内の言い回しを覚えることで、スムーズな英語での道案内ができるように練習しましょう!
- The Aquarium you are searching is next to the Tokyo Tower! (探している水族館は東京タワーの横にあるよ!)
- Go past the 7-11 and then turn left. (セブンイレブンを過ぎたら左に曲がる)
- After the red building, you will see the bus stop. (赤いビルを過ぎたらバス停が見える)
- The museum is right over that bridge you see in front of you. (目の前の橋を越えたら博物館があるよ)
- You want to Exit D−6 to get to your destination. (目的地に着くにはD–6口から出ると良いよ)
2.英語の道案内〜目的までそのまま連れて行ってあげる場合〜
英語で道案内をしようと思ったら、自分の行き先の途中に目的地があった!なんてこともありますよね。
そのような場合、「一緒に連れて行ってあげるよ」と伝えると相手は地図で探す手間も省けて、なおかつ会話も生まれるのでとても嬉しいものです。
また、英語が苦手でも連れて行くことは誰にでもできるので、英語での道案内の説明が難しく感じたら「ついてきて!」と目的地まで連れて行ってあげるのも1つの技です。
- I’ll take you there! Follow me, please. (連れてってあげる!付いてきてね)
- Right this way. (こちらへ)
- I’ll lead you there. (ご案内します)
- Let’s go together. (一緒に行きましょう)
- I know how to get there. Do you want me to take you there? (行き方を知ってるから、連れて行きましょうか?)
3.英語での道案内〜目的地が遠い場合〜
英語で道案内をしていると、とても遠くの観光名所に行きたがっている外国人に出会うケースも多々あります。
電車にバス、タクシーに飛行機など様々な乗り物や乗降口の情報を的確に伝えないと、間違った方向へ高いお金を払って外国人は旅をすることになってしまいます。
さぁ、東京駅で迷っている外国人が「鎌倉はどこですか?」と聞いてきたら、あなたは上手に英語で答えられますか?
- Well, it is quite far. You’d better take the train. (割と遠いよ。電車で行った方がいいかな。)
- Take the train / take the bus / go by streetcar / go by bus
- Take the green train ___ / take the bus number ___ (緑の電車に乗って_ / _番のバスに乗れば
- Get on at ____ station/street/stop (_駅、道、出口に行けば)
- Change at ____station/street/stop (_駅、道、出口で乗り換え)
- Change to the yellow/green subway line (黄色/緑の地下鉄に乗り換え)
- It’s better off taking a cab(taxi) or a car to get there. (タクシーか車で行かれた方がいいです)
- It is couple hours on the freeway. (高速で数時間かかる)
4.英語での道案内〜目的地が分からない時〜
英語の道案内をしていて、自分も目的地が分からない場所に外国人が行こうとしている場合もきっと出てきます。
その時にまず素直に「分からない」と伝えることと、代わりにできることを提案してあげましょう。
駅員に聞いたりネットで調べてあげたりと色々とできることはあるので、時間に余裕のある限り外国人が目一杯日本を楽しめるように助けてあげましょう。
- Sorry, I’m not familiar with this area. (すみません、ここら辺に詳しくないので)
- I’ll ask someone for you. (他の人に聞いてあげます)
- I’m not sure where it is, let me google it for you. (場所がいまいちわからないので検索してみます)
5.英語での道案内のまとめ
英語での道案内の方法、いかがでしたでしょうか?
ともかく道に困ったらいろんな人に声をかけること、もしくは道に迷ってる人を見つけたら教えてあげることが大切です。
そして、英語での道案内は自分の英語力上げる絶好のチャンスです!
なかなか日本にいるだけでは実践的な英会話を身につけるのは難しいと思いますので、このような方法で自分の英語力を上げていきましょう。
筆者は東京駅の切符売り場に1時間ほど、わざと張り込んで迷っている外国人をひたすら助けて英語力をあげつつ友達を作るという経験をしていました。
あなたの英語力を高めるチャンスが目の前に転がっているのであれば、すぐにでも掴みに行きましょう!