英語の学習法としてはよく知られているシャドーイング。でも実際に実践を継続している人は少ないかもしれませんね。ちょっと面倒というのも事実です。でもこのシャドーイングは同時通訳の人も取り入れるほど、取り組む価値のある学習法のようです。
ここでは、シャドーイングでリスニング力のアップと発音をよくするための学習法をご紹介します。
シャドーイングの効果を上げるコツ
きちんとしたやり方で行えば、スピーキングや語彙力だけでなく、リスニング力も発音やイントネーションを正していくことにも有効と言われています。シャドーイングは「聞いた英語を真似して口に出してみること」です。単に真似するというだけでなく、シャドーイングを効果的にするポイントがあるようです。
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初心者ほど短い文章から始めましょう。慣れるごとに長い文章に進みましょう。
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聞く英語の速さは聞き取れるものを選びましょう。
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良く知っている内容の文章から、だんだんランダムなトピックに挑戦しましょう。
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聞く英語と自分の英語のアクセントや発音の違いに意識を向けて繰り返しましょう。(可能であれば自分の声を録音できるとベターです)
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完璧を目指さないでください。途中で音を止めてもOKです。
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シャドーイングでは意味を考えず、言葉の運びと音を捉えることに徹しましょう。
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一度やったら、しばらくして再度シャドーイングしましょう。
シャドーイングの記憶効果がすごい!
シャドーイングというと、聞いたすぐに追って口に出してみるというイメージを持っている人が多いと思いますが、実は!ちょっとやり方を変えると、効果的な記憶法にもなるのだそうです。発音はしっかり真似するのですから、もともとのシャドーイングの効果も下げることなく実行できるのでぜひ試してみてください。
聞いた単語を「15秒ほど待ってから」発音してみるという方法です。
何と、このやり方のほうが圧倒的に記憶に残りやすいのだそうです。すぐ覚えようとした記憶は、それだけ記憶から薄れていくのも早いと言われています。一方で、15秒間の時間をかけると脳の記憶プロセスを活性化できるのだそうです。
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「繰り返し」と「待つ期間」が決め手?
もちろん、繰り返すということは大切なことなのですが、加えて、少し時間が経ってから繰り返してみることも効果を高めるコツのようです。先ほどの15秒間でも言えることですし、もう少し長いスパンでの繰り返しの実践も1日後、3日後、1週間後、1カ月後で繰り返すことが記憶率を上げるのだそうです。
このことを知っていると、焦ることなく続けることもできそうですね。しかも効果が高くなるならなおさら試してみる価値がありそうです!