TOEICスコア900点以上は、
TOEIC受験者の上位3%だと言われています。
スゴイことのように聞こえますから、
ビジネスシーンで英語を巧みに操る外国人みたいな日本人を想像するかもしれません。
ところがTOEICはただの資格試験で、
対策さえすれば点を取れることで有名です。
900点を超えるためにはTOEIC900点を超える勉強法を知れば大丈夫。
結果ペラペラにはなりませんが、900点は確実に取得できます。
■ 語彙を増やすのではなく幅を広げる
900点に近づいてくると訪れる停滞期を抜けるためには、
単語のレベルを上げて更に覚えるのではなく、
同じレベルの単語での派生語や、同意語反意語をセットにして覚え、語彙の幅を広げます。
そのためTOEIC語彙に特化した、
数をこなすだけの単語集ではなく、
安定した語彙力を得られる教材を使いましょう。
新形式に対応しているかなんてことを気にしているようでは、
900点をまぐれで超えてもそれ以上進化できません。
■ コロケーション
TOEIC対策でよく聞く「コロケーション」。
これに理屈はありません。
単語動詞の相性だけです。
例えば「傘を開ける」より「傘をさす」方がより日本語として自然に聞こえます。
「計画を作る」のではなく「計画を立てる」方がより一般的です。
900点を、余裕を持って越えようというレベルであればコロケーションは重要です。
ただ、こじつけてある「コロケーションうんちく」を覚えるよりも、
より多くの英文に触れて自然に身につける方が定着もよくなります。
そのため好きな分野の記事を読み漁ることが有効です。
政治が好きなら政治でも構いませんが、
時事系ニュースはTOEIC900点を切るレベルの日本人には難しすぎ、
単語ばかりが気になるはずです。
そのためできれば趣味や娯楽記事がいいでしょう。
レシピの場合はできるだけ文章で丁寧に説明してあるものを選びましょう。
意外と語彙が多彩でしゃれた言い回しも多く習得できます。
コロケーションはそれだけをまとめてあるリストもので学習するよりも、
英語圏の本や記事を読む方がうまく頭に残ります。
少し辛気臭いですが、ここから先はTOEIC900点獲得の後、
どのように展開していきたいかに思いを馳せたりしながら、無駄と思える遠回りをし、
英語の幅を広げ土台を固めましょう。
TOEIC900点という、なんとも中途半端なところで立ち止まるつもりがないなら、
ここまでの土台作り次第でこの上にいくらでも上級英語を載せられます。
■ まとめ
TOEIC900点を通過するところまでたどり着けば、
簡単な洋書を読めたり、簡単な英語字幕付き映画を楽しめたりしてきます。
いよいよ英語を使って楽しめるようになります。
その先の楽しめ具合は、このあたりからの幅の広げ具合と連動します。
これからもますます、安定した英語力を目指しましょう。