初心者はまずここから!
TOEICのリーディングパートで
点数がなかなか上がらない…?
リーディングは実はたった4つのポイントをしっかり抑えることで伸びるもの。
自分の弱点がいまいちよく分からない人はこの記事のポイントを見ることで
自分のリーディングの苦手分野をしっかり把握してみてくださいね。
①語彙
TOEICにおいて、いくら文法を勉強しても語彙が不足していれば、文章は読めません。
最悪、文法や構文が分からなくても単語だけ分かれば意味を推測できる場合は多々あります。
しっかりと毎日5分だけでも単語帳に目を通すようにしましょう。
ちなみにTOEICにおいて頻出の単語でいえば、多く見積もっても2000〜3500語あれば大丈夫でしょう。
850点以上を目指す場合はさらにもう1000語ほど難単語を追加できると磐石な知識の元に問題を解くことができると思います。
まずは、自分のレベル・好みに合った単語帳をオススメ一覧記事から選びましょう。
そして徹底的に効率的な暗記方法を自分の中で確立・実践できるかが勝負となっていきます。
単語の超効率的な暗記方法のまとめ記事はこちら!
②構文力
TOEICリーディングでもその他のリーディングでもそうですが、
一文の意味をしっかりと理解するためには、まずは構文をしっかりと理解する必要があります。
特に主要な五文型と関係代名詞、接続詞はマストで押さえておくべきですね。
逆にTOEICのリーディングでは難解な文章が出てくる事がほぼないので、
基礎的な構文能力がついていれば確実にリーディングパートで高得点を狙うことができます。
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TOEIC英語に集中して文法を鍛えたい!という人にはこちら。
感覚的には600〜900点くらいの幅広いレンジの人にお勧めできるTOEIC文法トレーニングテキストです。
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③背景知識
実は多くの人のTOEICリーディング能力の向上に必須なものにもかかわらず
日の目を見ないポイント。
それが「背景知識」です。
TOEICはビジネス英語。なので、多少のビジネスや経済などの知識は必要となります。
特に大学生のTOEIC受験者は中々分からないことも多かったり、
そもそもビジネス英単語事態になれていないので、
今まで普段使っていた受験英単語とは違うものとして背景知識を身につける必要があります。
確かに語彙や構文力が上がればTOEICリーディングの点数は上がりますが、
細かいところで点数を落としがちになってしまいます。
普段からビジネス英語に触れられるように英字新聞を読んだり、英語で背景知識を理解することが苦手な人は日本語で構わないので経済や経営学の本を読む、アルバイトで仕入れや販売のことについて学ぶなどをしていきましょう。
④文章構成知識
この文章構成についても意外と多くの人が軽視しがちなポイント。
TOEICリーディングパートは初心者〜中級者にとっては量が多く解ききれないこともしばしば。
しかしTOEICのリーディングにおいて、
この「英語の文章構成知識」があるかどうかで解答スピードは段違いになっていきます。
具体的に説明しましょう。
そもそも日本語と英語では文章の書き方やメール文章の構成などが違います。
TOEICでも英文メールは数多く問題として取り上げられますね。
英語は必ず各段落の最初に書き手の主張が来るもの。
(人によってはパラグラフリーディングとも言います。)
つまり、書き手の意見の結論が最初にくることがほとんどなのです。
日本語:「〜〜で、〜〜なことがあって、〜〜ということに決定しました。」
英語:「〜〜ということに決定しました。なぜなら、〜〜で〜〜なことがあったからです。」
このように意見→理由→根拠
という文脈に述べられるのが英語の文型です。
これを把握すれば、リーディングパートを解く際に文末を見なくてもまず何を書き手が言いたいかは文頭の辺りで判断をつけることができます。
TOEICリーディングでは、このことを知っていれば
「どの段落に何が書いてある」ということを時間をかけずに判断することが可能となります。
また、文章の後ろの部分にいくほど意見の主張をサポートする情報(修飾的なもの)が多くなるので、逆に設問で「何時にどこで〜があったでしょう?」のような細かい部分の情報を求められる場合のもがあってもすぐに対応することが可能です。
TOEICはとにかく時間との勝負なので、全文を読まなくても解答できるようなリーディングスキルを持っておくと、これほど心強いものはありません。
より具体的なTOEIC速読リーディングスキルはこちらの記事で!
TOEICリーディングに必要な4つのポイントまとめ
語彙・構文力・背景知識・文章構成知識…どれもTOEICリーディングには必要不可欠です。
自分のリーディングの苦手なポイントが掴めればあとはそこを徹底的に強化していくだけなので、自分がどこで躓くことが多いかは問題を数多く解く中でしっかり復習して把握するようにしましょう。
TOEICのリーディングは英語の全ての基礎となりますので、しっかりと磐石なものにすれば800点台・900点台スコアラーに近づくことも夢ではありません!
単語・語彙(Part5)
読解中に「あれ、この単語どういう意味だっけ?」となった時に推測できるようにするための接頭語・接尾辞のまとめや、ビジネス英語でよく使われる省略語も欠かさずチェック!
速読読解テクニック(Part6・7)
TOEICは難しい単語や文章こそ無いものの、リーディング量がとんでもなく多いのが受験者の頭を悩ます最大の種。
これらの記事で速読力を高めましょう!
【足りない時間を15分余らせる】TOEIC Part7解法テクニック集
TOEICは時間が勝負です。
特にPart7が終わらないという人が周りに多すぎるので、今回は僕が実践してリーディングの残り時間を15分余らせた速読方法を伝授します。
- 時間内に回答が終わらないせいで、正答率は良いのに点数が伸びない
- 長文ダブルパッセージ・トリプルパッセージ問題に戸惑う
- 頭から正確に真面目に文章を読んでから解いてしまう
このような経験のある方にうってつけのテクニックです。
①スキミング(要点探し)
スキミングは、ご存知のようにクレジットカード情報を読み取ってそれを悪用する犯罪名から由来しているテクニックです。
TOEICの場合だと「設問を先読みした上で、回答部分だけをすくって読む技術」のことを指します。
例えば以下のような設問がある場合、このスキミングは有効になってきます。
例)「文中の”It”は何を指しているでしょうか?」という設問があったとします。
この設問であれば、「Itという代名詞なので大体直前の部分に答えがあるな」という推測をした上で、その部分を重点的に読んで答えに当たる部分を探すといった流れで回答に辿り着くことが出来ます。
これは非常に簡単にできるテクニックなので、
いろいろな問題パターンで試して感覚を掴んでみてください。
そもそもの設問を読む速度すらも遅いという人は後述の「音読の方法と効用」の欄を必ず読んで、速読力の土台となる力を身につけてください。
例外として、It〜that構文の場合はItの内容がthatの後にくるため、その場合はthat内の文章を読んで答えるようにしましょう。
②スキャニング(単語探し)
スキャニングとは「設問にある単語を先読みして、その単語付近を重点的に読む技術」です。
3Dスキャンを始めとしてスキャンという言葉は日本語でもよく使うようになっていますが、意味は「必要な情報だけを読み取ること」です。
先ほどと同じく、このスキャニングを以下の問題の中で見ていきましょう。
例)「Bobは将来何の職業に就きたいでしょう?」
A:料理人
B:作家
C:ギタリスト
D:先生
この場合、「Bob」という人物名はもちろん、選択肢の4つのワードも目で覚えておいてもう一度文章をさらってみます。そうするとそれらの単語が必ず文中で見つかるので、その付近を入念に精読して解答に導いていくことが可能となります。
このようにキーワードとなる単語を頭に入れておいて文章をスキャニングしてみてください。
ざっと文章に目を通すだけで、単語が目に飛び込んでくるはずなので、
その周辺情報を読んでみると答えが簡単に分かる問題が多いことに気づくはずです。
そもそもの速読力を高めるには
「上記でテクニックは分かったけれども、そもそもの速読力が足りていない」という場合はこれらのテクニックを使っても、正直Part7を時間内に終わらせることは難しいです。
いくらハードルの上手な跳び方を知っていても、そもそもの短距離走が遅ければタイムなど上がらないのと同じです。
ではどうすればいいの?という話ですが、私は「音読」の繰り返しを推奨します。
人によってこの速読力向上の効果を感じる時期は違いますが、毎日長文を20回音読する習慣ができれば、あなたの速読力はアップします。
■メリット
・英文を戻り読みしないで意味を掴むことが出来る
→関係代名詞などをいちいち確認しない”英語のリズム”で読まなければならないので、これまでの戻り癖を取ることができます。
・五感の半分以上を使うので読んだ英語が体に染みつく
→音読は視覚・聴覚・触覚を使います。
- 視覚・・・テキストを見る
- 聴覚・・・自分の発した声を聴く
- 触覚・・・言葉を発する際に口・舌をフルで使う感覚がある
「体で覚える」とはよく言いますが、これらは脳に刺激を与えるには絶好の機会です。
ただ教科書を眺めているだけの勉強に戻れなくなることうけあいです。
TOEICでも、調子がいい時は15~20分余らせることができた回もありました。
時間もかかって根気が要りますが、本気で速読を出来るようになりたい人はぜひぜひやってみてください。
TOEIC Part7で求められる速読リーディングに必須の力
TOEICのリーディングセクション(Part5~7)の点数アップを実現するために必要不可欠な、
速読の勉強について考えてみます。
TOEICはリスニングだけではない!リーディングの重要性について
「日本人は英語のリスニング(とスピーキング)が苦手」と言われているせいか、TOEIC対策と言うとリスニングを取り上げることが多いように思います。
しかし、TOEICの配点ではリスニング(Part1~4)もリーディング(Part5~7)も同じ495点、重要度は一緒なんです。
しかも、平均点で見るとリスニングよりリーディングの方が低いというのは、実はあまり知られていないのではないでしょうか。
以下のページから、過去1年分のTOEICテストの平均点を見ることができます。
TOEICテスト | 公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧
こちらを見ると、リスニングの平均点が概ね310~320点台であるのに対し、リーディングの平均点は250~260点台。
毎回50~60点ほど差がついているのです。
つまり、多くのTOEIC受験生はリスニングよりもリーディングの対策ができていないんですね。
TOEICのリーディング問題にはクセがあって、きっちり対策しないと点数が伸びません。スコアアップのためには、リーディングの勉強が重要です。ご理解いただけましたでしょうか。
TOEICでは「速読」しないと時間が足りない!
ここで言う「クセ」とは、
まず時間配分の特殊性を挙げることができます。
75分のうち20~25分をPart5と6、50~55分をPart7に割くぐらいの時間配分がよいでしょう。
この時間で問題を解き終わるためには、はっきり言って一般的な「速読」ぐらいでは足りません。
TOEICに特化した速読でないと、とてもではありませんが終わりませんよ。
したがって、よく言われる「大量に文章を読もう」「英字新聞を読もう」などといった対策は、間違いではありませんがベストの勉強法でもありません。
もちろん大量の英文に触れることは必要ですが、なるべくTOEICの過去問や問題集で、TOEICに出るような文章を大量に読むようにしましょう。
繰り返しになりますが、一般的な「速読」とTOEICが求めてくる「速読」は別物です。割り切って、TOEICに特化した速読を身につけるようにします。
TOEICで求められるリーディング=「速く解く」
TOEICに特化した速読とは、言ってしまえば「問題を速く解くこと」です。
へりくつのように見えるかもしれませんが、
実はTOEICでは速読ができなくても速く問題が解ければいいんですよね。
もう少し分かりやすい言い方をしましょう。正解の選択肢を選ぶためのカギさえ文中に見つけられれば、全文をちゃんと読む必要は全くないわけです。
その意味で、問題文を読んでから本文を読み進めるのは当然ながら大事なポイント。たくさんTOEIC演習を積んでいると、カギを見つけるのがうまくなってきますよ。
あと、しばらく読んでいてもカギが見つからない問題については、
バッサリ切り捨てて次に進むのも重要です。
目安としては、Part5と6については一問当たり30秒から1分、
Part7については一問当たり1分かけても分からない場合は、次に進むようにしましょう。
中には、難しい問題も易しい問題もごちゃ混ぜになっています。易しい問題を確実に取った方が、結果的にスコアは上がりますからね。
TOEICに特化した速読法を勉強して手っ取り早くスコアアップ!
「仕事に活かす速読法」となると、また別の話になります。
しかし、TOEICのリーディング問題のための速読法となると、「読む」よりも「解く」に重点を置いて対策を立てた方が効率的です。
最初にお伝えしたとおり、リーディング問題はTOEIC対策の穴になりがち。大学入試までのリーディングとは異なる要領が必要ですから、忘れずにしっかり対策してくださいね。
しっかり勉強時間を取れば、確実に点数は上がりますよ。