TOEICのリーディングPART7向け文章タイプ攻略法企画、第1弾!
まずは広告タイプから。結構TOEICのPart7ってこの手のタイプの問題多いですよね。
てか、文字数がそんなに多くないのをいいことにやたらと設問数が多いような気がしてなりません。TOEICの問題を作っている人に全人生をかけた抗議解いう抗議を便箋にしたためてゆうパックで送りつけたい気分で止みません。
さて、不満はさておき英字新聞や雑誌に広告欄が乗っているのは日本の新聞と同じようなシステム。
TOEICでは特に「人・物・サービス」に関しての広告が取り上げられることが多く、また問題量が多いので時間をあまりかけずに効率的に解いていくスキルが要求されます。
——————————————————————
この記事をオススメしたい人
・広告文タイプの問題が苦手な人
・TOEIC Part7が苦手な人
・TOEICのリーディング点数を少しでも上げたい人
——————————————————————
①求人広告
求人広告のスタイルは、大体の場合でかなり要約・省略されていてちょっと分かりづらかったりします。
それがゆえにTOEIC Part7で点数を落としてしまう人もいるのではと。
※豆知識ですが、この文章タイプの場合、Avail=availableのような略語を多用するのは、広告の値段が文字数に応じて変わるので、少しでも文字数を減らそうとする書き手の想いが見え隠れしています。
是非、職場や学校の友達に自慢してみてください。
マニアックなので、ちょっと距離を置かれると思います。
さて、求人広告に関しては「部署や職位、年収や問い合わせ先」などが設問になることが多いです。が、そもそも短い文章をさらに短くするようにするため、よく広告文でよく使われる省略テクニックがあるので、それを覚えておきましょう。
1.be動詞を省略する
Part –time worker needed.
のようにis neededのisを省略するようなパターンがあります。
このテクニックが発生する場合は受動態の文章に多いので、「あれ、これ文法的にどういうこと?」となったら、一度文脈からどういう意味合いなのかを考えてみましょう。
2.疑問文の助動詞と主語を省略する
Enjoy a varied workload?
わざわざDo you〜としなくても、このように「文末のハテナマークだけ付けたら誰でも疑問文って分かるっしょ」という場合に関しては主語と助動詞が省略されます。
日本人の場合であっても、「あなたは元気?」なんて丁寧に言う人はかなり希少な人種であり、「元気?」と簡単に済ませることが多いはずなので、ここでつまづくことは少ないかと思われますが念のため。
3.冠詞や接続詞を省略する
aとかtheを排除して少しでも広告文を減らそうという意図ですね。
これ、冠詞ならまだいいんですけどandとかもセミコロンで省略されることがあるんですよね。
例えば、
Degree in finance; in-depth knowledge of standard financial documents and contracts required.
このような文章は上述のセミコロンに省略されるパターンだったりします。
この場合はたまに文意が分かりにくくなることがあるので、しっかりと文章を読み込んで何が省略されているかを考えるようにしましょう。
4.略語・頭文字を使用する
英語での広告文あるある、「一体何の略字なのか分からない」シリーズ。
CEOとかはまだ社会人であれば誰でも分かるからいいのですが、asap=as soon as possibleは600点以上の人が知っていて、c/oとかなると意外と800点以上でも知らない人が多かったりします。
(ちなみに、これはc/o= care of ~で「〜宛て」の略語です。)
さて、結論から言いましょう。
「略字はほとんど知らなくても点数に響かない」。
・
・・
・・・
言ってしまいました。もう後にも先にも引けません。
これが宇宙の真理で、TOEICの道理です。森羅万象に輪廻転生です。
話が大きくなってしまいました。
確かに略語を知っていると文章の中身が全て分かるのでそれに越したことはないのですが、そんな重箱の隅を嫌がらせのようにつつくような問題がTOEICで出ることがほとんどありません。
(Part5ではたまーにえげつなく難しいのがありますが…)
なぜなら、TOEICのPart7に関しては、「大体の人が分からないようなところが分からなくても、他の部分の文脈から解答にたどり着けるようにできているから」です。
難関大学の試験ではないので、そんな難単語はTOEICのテストの趣旨から外れてしまうので意味を成しません。
もはや出題者が悪いと割り切ってしまうべきです。
ただ、略字に関して知りたいという方もいるでしょう。
なかなか今からまとめるとタイピングのし過ぎで腕がもげてしまうので、こちらの記事を是非参照してみてください。
②賃貸広告
アパートやマンションの賃貸などの情報もよくTOEICでは見ますよね。
この文章は少しでも分かりやすく、しかも経済的に掲載することを目的としているので新聞掲載などでは要約タイプが多いです。タイトルとサブタイトルを読めば、文章の大体の主旨は分かります。
———————
For Rent-
Completley furnished at Crossfield, Montana
———————
このように書かれていれば広告の対象が賃貸であることが分かり、物件がどこにあるものなのかもすぐに分かる。
そして文章の中身はこのような構成になることが多いです。
①どのような物件なのかがイメージのつくようなざっくりの説明
②敷地面積や賃貸特典などに関する詳細な数字は
③連絡先
m.bdrm=master bedroomなど独特の略語が使われることも多いですが、そこまで得点に紐づくことはないので、あまり多く覚える必要はありません。
(日常的に英語を使用するレベルを目指す人は是非この機会に覚えるようにしましょう)
③パーソナル広告
よく、「これ売ります!これ買います!」みたいな広告文をPart7で見ることはありませんか?
パーソナル広告とは、このような特定の個人のニーズを掲載したもので、場所や物の売買から、恋人探しまで多種多様な広告文となります。
例えばルームシェアの同居人を探すような文章の中に
—————————————————————
Current roomer:Bob(32), male, non-smoker
Roomer wanted:male, non-smoker
Avail.from Dec. 7, $300.00/mth
—————————————————————
といった箇条書きの文章があったとします。
ここは得点に紐づくような解答部分にしやすいポイントですので、問題文を見た瞬間に、真っ先にこのあたりが何か1問くらい絡んでるんじゃないかと検討を立てましょう。
また、パーソナルなので文章がカジュアルなことがあります。あまり見ない俗語やスラングが出てきたとしても、TOEICはそのような難しいところを点数にすることがないので、徹底的に無視してOKです。(もし出てきて気になっても、広告文に載せる言葉なので大体はポジティブな感嘆詞などが使われることが多いです。)
④まとめ
広告タイプ別に今回は特徴をまとめてみました。
広告文は特徴こそあるものの、TOEICのPart7のリーディング問題ではそこまで難しい問題が出されることはありません。
強いて言えば略字に関しては一定数知っておくべきではあるので、TOEICの公式問題集だったりお手元のテキストだったりで分からない略字が出てきたらその都度調べるようにしていきましょう。略語のasapでやればnpなのでよろしくです。
(np=no problem!)