最近では、オンライン上で英語の先生に個人的に教えてもらえるサービスが続々と登場しています。もちろん既存の英会話学校でも個別レッスンコースが数多く開設されていますね。読者の皆さんの中で受講を検討している人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、個人の英語レッスンのメリットと、レッスンの講師を選ぶ際に気をつけるポイントについて紹介します。
■ 個人英語レッスンのメリット
1. 先生があなただけに集中してくれる
グループレッスンでは、多種多様な個性の受講生に対して、先生は全体的な目線で授業を進めます。プライベートレッスンでは、先生はあなただけにフォーカスして進めてくれます。プライベートレッスンでは、より詳しくあなたのことを知り、あなたのレベルを把握し、強みも弱みも深く分析してくれるので1人で勉強するよりも効率よく英語を伸ばすことが出来ます。
自分だけに時間を全てつきっきりで使ってくれるプライベートレッスンの方がもちろん伸びがいい分、お高くつくこともありますが、それでもやる価値は大。特に発音矯正なんかは自分だけを見てくれる方が早く綺麗な発音に近づけることができるのでオススメです。
反面で、複数人でのディスカッションなどがあまり出来ないので、実践的な会議形式での会話能力を伸ばしたい方は、あえてグループレッスンを行う方をオススメします。
2. 自分に合ったプランで進められる
プライベートレッスンでは標準的なカリキュラムに拘ることなく、自分の個性や目標に応じてのプラン設定が可能です。
「私は控えめな性格だから、なるべく明るく盛り上げてくれる柔らかい雰囲気の先生がいいな」「自分はTOEICよりもさらに実践的なビジネス英語を学びたいから、実際にビジネスの現場で働いていた経験のある人を先生にしたいな」
人によってニーズは様々なので、まずは自分がプライベートレッスンを通じて「何を学びたいのか」をしっかり明確にした上でレッスンに臨むようにしましょう。
せっかくのプライベートレッスンなのに目的や条件なく学ぶと自分に合わない先生に当たってしまい、時間もお金ももったいない…ということになってしまう可能性があるので注意しましょう。
3. 恥ずかしさを感じずに勉強ができる
プレゼンテーションにしても、みんなの前での先生との英会話でも自信が持てずに恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。個別レッスンであれば、先生から細かな点までのアドバイスをもらいながら、たくさんの練習を積むことができます。2人きりならいくら間違えても恥ずかしさは全くありません。
まずは個別レッスンでしっかりトレーニングを積んで、「これなら人前で英語を話せる!」という自己肯定感を持つことを目指しましょう。
■英語のプライベートレッスンで良い先生を見極める5つのポイント
1. 講師の学歴や経験について確認
どうせ英語を習うならば、教えることのプロフェッショナルに習いたいですよね。
「でも、どうやって判断すればいいの?」という方も多いかと思います。そんな時は講師の学歴や経験をHPや電話でチェックしてみましょう。
見分けるポイントとしては、
1.海外の有名大学を出ている
2. 語学学校での先生経験が長い
3. 大手企業で研修を行った経験がある
これらが1つの基準となります。特に2と3は大事。
やはり本当に授業がうまい人でないと大きな仕事を長く任せてもらうことは出来ないものです。深い知識と豊富な経験は学習上達のアドバンテージになるので、ぜひレッスン申込み時に確認してみてください。
2. レッスンのスタイルを確認
先生によって、教え方は異なるものです。先生ごとに授業方法はあり、先生は好みで教え方を選んでいます。クイズ形式、宿題たくさん、ドリルを解く、スピーキング重視…など様々なのです。自分に合った授業スタイルや宿題形式など、希望をなるべく講師や語学学校側に事前に伝えておきましょう。
「とは言っても、自分にも合っているかはやってみないと分からないよ…という方は、トライアルレッスンをオススメします。お試し授業が可能であれば、ぜひまずは1度受けてみてそこからより自分に合った方向へ持っていけるように考えましょう。
3. ゴールへ適切に導いてくれるかどうか
まず、自分のゴールを先生に伝えることが大切です。良い先生であれば、それに応じたカリキュラムを設定し、授業の内容に反映させてくれるはずです。
また、コーチング経験のある先生を選ぶことができるととても良いです。コーチングは自分のモチベーションを上げてくれる作用と、「現状とゴールのギャップを埋めるにはどうすれば良いか」を講師の押し付けでなく、受講生側に考えさせた上で決めていくことができるため、受講生側から自発的に学んでいく習慣をつけていくことが出来るようになります。
適切に自分をゴールへと導いてくれる先生に出会うことができれば、短期間でグッと英語の力を飛躍させることが可能となります。
4. 英語がネイティブレベルであること
英語を流暢に使いこなせることは前提です。特にスピーキングやライティングの場合は、ネイティブのほうが好ましいでしょう。
最近のオンライン英会話では非ネイティブの東南アジア系の講師の先生が多く、たまに訛りの強い先生に当たってしまうなんてことも。非ネイティブの英語であると、発音などはもちろんのこと、英語表現のニュアンスがネイティブと違うことがあるので、注意をしなければなりません。
アメリカやイギリス、カナダ人のネイティブの先生であれば、この点においては無難だと思われるので優先的に選ぶと吉だと思われます。(もちろん東南アジア系の講師の方の中にもネイティブの先生はいるので、しっかり自分で見極めることが大切です。)
5. 忍耐強く、理解しようとしてくれる
意外と多くの先生が出来ていないのがこれ。良い先生は、生徒がすぐに理解できない・実践できないことを知っています。なので、生徒が最初は出来なくても急かすことなく粘り強く付き合ってくれます。
何が出来ていて何ができていないか、出来るためにはどうすれば良いか、どのくらい時間を要するかを一緒に優しく丁寧に考えてくれる先生を探してみましょう。HPでのレビューや運営会社のスタッフに聞いたり、トライアルレッスンを試してみたりして、自分ができるようになるまでしっかりとサポートしてくれる先生が見つかると、毎回のレッスンも回を増すごとに楽しくなっていきます。