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新聞&ドラマを最大限活用する、実録コンテンツ英語学習方法

新聞&ドラマを最大限活用する、実録コンテンツ学習方法

今回は「新聞&ドラマを最大限活用する、実録コンテンツ学習方法」についてお話します。

おそらくほとんどの皆さんと同じように中学生から学校で英語学習を受けてきた私ですが、留学先のアメリカやワーホリで訪れたオーストラリアではコミュニケーションを取るのにかなり苦労しました。

その原因から見ていきましょう。

目次

◆学校での英語教育の落とし穴

英語が中学高校と必修科目になってからかなりの年月が経ちました。そして、現在では小学校でも英語学習が導入されています。それでもなお、私たち日本人の多くが英語を不得意と意識しているのはなぜでしょうか。それは、学校で習う英語が実践向きではないことが一つの理由です。

学校での定期テストあるいは受験のために学習する英語は、多くが文法に焦点が当てられています。もちろん、正しい英語を身に付けようとすれば、文法は避けて通れません。しかし、私たちが実際に英語でコミュニケーションを取ろうとする際に必要なのは必ずしも正しい文法ではないのです。

◆英語を話すために必要な本当のスキルとは

コミュニケーションを取る際に必要なのは、相手の話している内容を理解すること(=リスニング)と、自分が伝えたいことを表現すること(=スピーキング)です。

そしてこれを可能にするのは文法に重きを置いた学習ではなく、語彙力と常識・知識の引き出しなのです。

例えば、急にアメリカ人の友達にこう聞かれたとします。

「アメリカの新大統領がトランプ氏になったことで、日本にはどんな影響が出ているの?」と。

あなたならどう答えますか?この質問に答えるにはまず、あなた自身がこのトークテーマに対して興味を持っていることが必要です。そして、それについて自分自身の考えを持っていること。そのうえで、それを英語で話すスキルが必要なのです。

いくら英語がペラペラと話せたとしても、自分自身に興味の引き出しや知識のストックがなければ、会話は成り立ちません。

ではどうすればいいのでしょうか。

◆1つのニュース記事で3つを得る

1番簡単な方法は、ニュースを読む習慣をつけることです。

このメリットは時事ネタを常にアップデートしていけるだけでなく、多くの語彙に触れることで知識を蓄えていけることです。この時、1つ1つの単語を辞書で調べる必要はありません。

例えば、英字新聞社のジャパンタイムズは「The Japan Times ST」というウェブサイトに英文記事、英語の音声、さらに日本語での全訳を載せています。

一つの記事で、

  1. 時事ネタを入手し、
  2. 英語の発音に耳を慣らし、
  3. 英文の羅列に目を慣らす

ことができるのです。

◆ニュースが堅苦しくて嫌な人は…

日本語で見聞きしてもいまいちわからないニュースを勉強に使うなんて嫌だ!という人もいるかもしれません。

私も学生時代は全く気が進みませんでした。そんなときには、ヒットしているドラマを1枚DVDで購入しましょう。2,000円前後の出費が必要になりますが、無料ニュースを題材に勉強するよりもはるかに気楽ですし、なによりお金を出したのだからやらなくては!という気持ちになります。

DVDの活用方法はいたってシンプルです。ノートと辞書、筆記用具とリモコンを手元に用意します。そして、DVDは英語音声&英語字幕モードにして再生します。字幕を目で追いながら、意味が理解できないところで一時停止し、辞書を引きます。ノートにはその英単語と、ドラマ内で使われているであろう意味を簡単にメモします。

選ぶドラマにもよりますが、専門知識の不要な学園モノやラブストーリーでも、5分間の映像を見るのに20分前後かかるかもしれません。慣れてくるまではこの20分が苦痛で仕方ないと思うかもしれません。でも、この20分の積み重ねが劇的な差を生むのです。

投稿が見つかりません。

◆アウトプットの機会を作る

ニュースを利用する場合も、ドラマDVDを利用する場合も、学習によってインプットした情報はアウトプットして初めて自分のものになります。つまり、学んだ内容(英単語やその発音、時事ネタなど)を自ら誰かに発信するのです。

相手は日本人でも構いません。「実は今こういう勉強をしているのだけれど…」と、頭の中に残っている学習内容を口に出すのです。相手が話のネタに興味を持たずにただ「へ~」と聞くだけかもしれません。それでもいいのです。大切なのは、あなたが口に出すことなのですから。

相手が見つからない場合には独り言でも十分効果はあります。ただし、必ず声に出すことを忘れないでください。完璧な内容、完璧な発音は必要ありません。

◆実体験

私はオーストラリアにいた頃、毎日海外ドラマを上記の方法で見ていました。

いちいち止めては単語を調べていたのでストーリーはなかなか進みませんでしたが、同じくらいの年齢の子たちが出てくるドラマでしたので、会話の内容がリアルで興味をそそられました。「これが言いたかった!」という表現にもいくつも出会いました。そして、アウトプットまでしっかりやりきることで、実際の海外の友達同士との会話はかなりスムーズに行えるようになりました。

でも、私には自分自身に引き出しがないために、何かについて熱心に語るということができませんでした。そんな経験から、現在はニュースを使った学習方法に重きを置いています。

まだ学生の皆さんは、将来の夢などに関連する内容について理解を深めておいたり、クラブ活動や大学の専攻について一度英文に起こしてみるのも自分の意見を話す引き出しを増やす一つの方法です。英語スキルを向上することと並行して、あなた自身のキャラクターをどんどんと濃くしていくことが、あなたの英会話をより味のあるものにしてくれますよ。

継続は力なり!小さなことからコツコツと積み重ねていきましょう。

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