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そもそもTOEICとは?
TOEICとは、Test Of English for International Communicationの略語名称で、「国際コミュニケーションのための英語試験」と日本語で訳せます。問題はビジネス英語を中心としたもので、TOEFLなどに比べて簡単な問題が多いです。
テストはリスニング100問・リーディング100問の合計200問。
リスニングがPart1〜4、リーディングがPart5〜7で構成されています。
制限時間が2時間と短いながら問題数が多いのがTOEICの特徴で、受験者の多くが「時間が足りなかった…」と口にすることが多いです。リーディングパートはリスニングパートのように、音源時間内に問題が全員解き終わるように作られていないため、往々にしてリーディングパートで回答スピードを要されます。
Step.0 TOEICの試験・模擬試験を受験して苦手範囲を把握しよう
まずは試験を受けてみて、自分の実力(得意範囲・苦手範囲)を把握することからTOEICの勉強は始まります。病気にかかったら病院で先生に診てもらって、病気の原因を確認するのと同じ感覚ですね。TOEICの試験・模擬試験を受けたらしっかり振り返ってみて、自分の苦手な範囲がどこなのかを把握し、それを克服する学習方針を立てましょう。
Step.1 TOEICリスニング対策・攻略
TOEIC Part1・2対策
TOEICのリスニングは写真描写・会話に関する短文を聞き取るPart1・Part2に分かれます。
Part1は、写真を1枚見てその内容を正しく説明している選択肢を4択から選びます。
そしてPart2は、1〜3行程度の短い英文が読まれ、その英文の受け答えとしてふさわしい選択肢を3択から選びます。どちらも短文での英文聞き取りなので、細かいところまで聞き取る高い集中力が求められます。
TOEIC Part3・4対策
複数人の会話や電話録音や飛行機・博物館などの各種アナウンスメントなどに関する長文を聞き取るPart3・Part4に大きく分かれます。
短文も長文も聞き取る能力の基礎能力・トレーニング方法に関しては同じですが、Part3・4では設問を先読みする速読テクニックも必要なので、Part1・2とはまた違った解き方を覚える必要があります。
Step.2 TOEICリーディング対策・攻略
TOEIC Part5対策
PART5は全30問で、文法問題・単語問題が4択で出題されます。リーディングパートで解答時間が足りなくなってしまう人にとって、このパートをいかにスピーディに解けるかどうかが残りの長文読解問題の得点に響いてくるので注意です。仮定法なのか、代名詞なのか、はたまた単純な単語の知識問題なのか。文法の中でも自分がどの範囲が苦手なのかをしっかりと把握しましょう。
英文法対策
英単語対策
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TOEIC Part6・7対策
Part6は長文の中に空欄が4つあり、意味的に最も適した単語や熟語、文章を挿入する問題です。
文法能力だけで解ける問題もありますが、文章を読解してその前後の文脈から空欄に当てはまるものを選ぶ問題もあるので、基本的には読解が出来ないと高得点を狙うことは出来ません。
Part7は純粋な長文読解問題です。1つの長文問題につき3〜4問、問題によっては2〜3つの長文を読みながら3〜4問解く問題があります。TOEICにおいて、このPart7は難しい単語や文章こそ無いものの、リーディング量が他パートに比べとても多く、受験者の頭を悩ます最大の壁となっています。
また、新形式のTOEICでPart6・7が増加したことから、速読が今まで以上に重要となってきています。
Step.3 TOEICを受験する際の注意・心構え
TOEICを受験する前日に何をすればいいか?学習のモチベーションが下がらないためにはどうすればいいか?など、精神的な面もTOEICではとても大切です。
特にテスト本番は緊張すると思うので、本番までにできることを全て行って、1点でも多く得点できるように自分の状態を持っていきましょう。
Step.4 TOEIC高得点達成者の経験談を知る
「TOEICの学習方法は分かってもどれくらいの期間でどれくらい成績が上がるのか分からない…」「TOEIC高得点者の経験談を聞いてみたい…」
そんな人のために高得点者のインタビューを集めてみました。自分が得点をなかなか伸ばせない理由が分かるかも?
Step.5 TOEIC学習用アプリ・サービスを活用する
毎日の勉強に欠かせないアプリやニュースメディアの情報もまとめています。
電車や休憩時間など細切れの5分学習に適していますので、活用して少しでも多く英語に触れるようにしましょう。
Step.6 TOEIC SW(スピーキング・ライティング)を受験する
TOEICにはSWというスピーキング・ライティングの試験があります。あまり知られていませんが、大手企業の就職・転職面接では高評価され始めているテストです。英語はやはり「話す・書く」というアウトプットが出来ないと、ビジネスや会話の実践的な場面では役に立ちませんので、通常のTOEICで高得点が取れるようになってきた人は、ぜひこちらも受験して見ることをオススメします。