FX(Foreign Exchange)は各国の通貨ペアに対して投資を行うという商品ですが、世界中にマーケットがあるので24時間いつでも取引が可能ということで日本でも人気があります。
FXを始めてみると、お分かりになるかと思いますが、取引で英語に触れる機会が多いです。これはやはり投資の主要マーケットが欧州や米国にあり、本場であるためというのが大きな理由です。
したがって英語が理解できるのは、FX取引において大きなメリットがあると言えるでしょう。今回は英語が理解できると実際どのように役立つのか、またそのためにどのような勉強法が有効かなどをお伝えしていこうと思います。
ファンダメンタル重視な人ほど英語の重要度は増します!
FX取引におけて手法は、主にチャートの動きを重視するテクニカル分析と、景気や金利などに対する通貨政策などを重視するファンダメンタル分析に分かれていて、どちらかを選んで取引をするという傾向があります。
ファンダメンタル分析の場合は、情報をニュース記事で読んだり、報道を聞いたりすることで取り入れますから、その際に英語の理解が必要です。特に主要各国の要人が発言する際には英語で話し、発言中にもレートは動きますからその場で理解するリスニング力が必須となるわけです。
また、記事を読むにも英語媒体のものを直接読む方が投資に対しての細かいニュアンスも感じ取れるので有効であるといえます。最新情報はいつだって海外現地から。しっかりと英語をマスターして、ファンダメンタル分析に活かしましょう!
オススメなFX情報メディア
REUTERS
世界の経済状況・ニュースから各種マーケットなどについて幅広く情報発信しています。またアナリストの見解なども多く掲載されており、重視する方には有益です。また、英語版ロイターは日本語版に比べて情報が早く、情報量も多いです。
Bloomberg
REUTERS経済だけでなく、政治・産業・ビジネス関連等、幅広く情報を得ることができます。世界的な経済誌「Businessweek」のサイト版「Bloomberg Businessweek」の情報も閲覧可能です。また世界各地域のマーケット情報のライブニュース報道も閲覧ができます。
Wall Street Journal
国際的に影響力が大きい日刊経済新聞のサイトで、有益なのは特にアメリカ版となります。マーケット情報に特化している媒体で、相場動向分析を行うこともあり、注目する人も多くいます。ただ、有料記事が若干多いです。
FX取引に必要な英語力はリスニング力と読解力!
先の話で説明した通り、FXではファンダメンタル重視の場合、できるだけ早い情報収集のためには、英語を「聞く」と「読む」というインプット力を付ければ大丈夫です。
投資家の中には、朝から晩までずっとアメリカ・イギリスなどの現地の経済ニュースを視聴し、注目しているという人もいるほどです。その中で自分にとって有利な情報を取捨選択してトレードに活かすのです。
それくらい早く理解しようという意識が高ければ上達がどんどん促されますので、努力すれば、FX投資力と英語インプット力の両方を同時に向上させることができると言えます。
FXだけでも難しいのに英語の勉強ってどうすればいいの?
ファンダメンタル分析を重要視する方にとっては、英語力は投資成績にも影響するので大事ですが、FXの勉強もしているのにどのように勉強すれば良いのかは気になりますよね。
この点について説明しますと、各個人の英語力にもよりますが、文法は基本的なところを押さえて、英単語を覚えるのは投資・経済関連のものを多くしていくことです。本当は全般的に語彙を増やすのが良いと思いますが、取引に使う単語は特化しているのでそちらの方が良いでしょう。
そしてニュース記事や報道に触れる機会を増やしていけば、「慣れ」もあって徐々に理解できるようになるでしょう。
しかし、これはあくまでFXに役立たせる場合です。もしあなたが今後、英語力を全般的に伸ばしたいということであれば、語彙も常用単語から増やしていき、「話す」や「書く」力を並行して学んでいくことが大事になってきます。