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英語を活かせる転職

LinkedInで転職する方法|英語プロフィールの作り方と海外・外資系求人の探し方

プロフィールカードを中心に人のつながりを線で結んだ、LinkedInのイラスト

LinkedInは、海外企業や外資系企業の採用担当者・リクルーターが候補者を探したり、求人を掲載したりする場所です。登録するだけで転職が決まるわけではありませんが、英語のプロフィールを整え、求人検索と人脈づくりに使うことで、海外の求人に出会えるチャンスが広がります。

なお、LinkedInは外資系・海外転職に必須というわけではありません。企業の採用ページや転職エージェントを通じて応募する求人も多く、LinkedInのアカウントがなくても応募できる場合があります。求人を探す経路や、リクルーターから声をかけてもらう経路を増やす手段の一つとして使うとよいでしょう。

ここでは、LinkedInを海外転職に生かすための具体的な手順を紹介します。LinkedInの機能や画面は変わることがあるため、設定するときは最新の仕様をLinkedInのヘルプで確認してください。

1. 英語のプロフィールを整える

リクルーターはキーワードで候補者を検索するため、プロフィールは英文レジュメと同じ考え方で書きます。日本語のプロフィールしかない場合、海外の採用担当者には内容が伝わりません。

LinkedInでは、メインのプロフィールとは別に他の言語のプロフィールを追加できる機能があります。どの言語版が誰に表示されるか、どの端末で編集できるかといった仕様は変わることがあるため、設定するときにLinkedInのヘルプで最新の情報を確認してください。英語版は自分で内容を書く前提で準備しましょう。海外転職が目的なら、英語をメインのプロフィールにするのも一つの方法です。

見出し(Headline)

名前の下に表示され、プロフィールの第一印象を左右する重要な一行です。現在の肩書きだけでなく、専門分野と強みを入れましょう。

  • Supply Chain Manager | Procurement & Logistics | Japan–APAC Operations
  • Software Engineer (Backend, Go/AWS) | Building payment systems at scale
  • Marketing Specialist | Digital & Social Media | Bilingual (Japanese/English)

自己紹介(About)

3〜5文程度の短い段落で、「何をしてきた人か」「どんな実績があるか」「次に何をしたいか」を書きます。

I'm a supply chain manager with eight years of experience in the automotive industry. I lead a team of five that manages procurement from suppliers across Asia, and I recently cut lead times by 20% by redesigning our ordering process. I'm now looking for opportunities to manage regional operations in Singapore or Europe.

職歴(Experience)

職務内容を並べるのではなく、英文レジュメと同じように動詞で始まる実績の箇条書きにすると伝わりやすくなります。

  • Reduced procurement costs by 12% by renegotiating contracts with 30+ suppliers.
  • Led the launch of a new ERP system across three factories.

役職名の英語表記に迷ったら、次の記事を参考にしてください。

関連記事【英語履歴書必見!】役職名・部署名の英語表記一覧

スキル・言語・推薦

  • スキル(Skills):実際に使えるスキルを、求人票でも使われる一般的な名称(例:Project Management, Data Analysis, SAP)で登録しておくと、プロフィールを見た人に専門分野が伝わりやすくなります。
  • 言語(Languages):英語と日本語を追加し、習熟度を選んでおきましょう。日本語ネイティブであることは、日本市場を担当するポジションでは強みになります。
  • 推薦(Recommendations):一緒に働いた上司や同僚に推薦文を依頼できます。英語の推薦文は、海外の採用担当者にも読める第三者の評価になります。

Before/After:日本語の職務経歴をそのまま英訳しない

日本語の職務経歴書をそのまま英訳すると、「何を担当していたか」は分かっても、「何ができる人か」が伝わりにくくなります。

Before(見出しと職歴を直訳したもの) Headline: Section Chief, Sales Department 2, ABC Corporation

  • In charge of sales to corporate customers.

After(専門分野と実績が伝わる書き方) Headline: B2B Sales Manager | Industrial Equipment | Japan & Southeast Asia Accounts

  • Managed 30 corporate accounts in Japan and Thailand, growing repeat orders through quarterly business reviews.

※会社名・数字は説明用の架空の例です。

社内の部署名や役職名ではなく、外部の人に伝わる職種名と専門分野を見出しに入れるのがポイントです。職務経歴書から英語の実績を組み立てる方法は、職務経歴書を英文レジュメに作り直す手順で詳しく説明しています。

2. 「Open to Work」で転職意欲を伝える

プロフィールの「Open to Work」を設定すると、希望する職種や勤務地などの条件を登録し、転職意欲を伝えられます。公開範囲は次の3つから選べます(2026年10月にLinkedInヘルプで確認)。

公開範囲見える人注意点
All LinkedIn membersLinkedInの全員プロフィール写真に「#OpenToWork」の枠が付く
Recruiters onlyLinkedIn Recruiter(有料の採用ツール)の利用者現在の勤務先のLinkedIn Recruiter利用者から隠す措置は取られるが、完全なプライバシーは保証されない
Visible only to you自分だけ他の人には表示されない

在職中の場合、「Recruiters only」にすると表示される相手を限定できます。ただしLinkedIn自身が「完全なプライバシーは保証できない」としているため(LinkedInヘルプ)、勤務先に知られると困る場合は、Open to Workを使わないことも選択肢です。

3. 求人を検索し、アラートを設定する

「求人(Jobs)」タブでは、職種名と勤務地(例:Singapore、London、Remote)で海外の求人を検索できます。掲載日、経験レベル、勤務形態、リモート可否などで絞り込めます。

  • 求人アラート(Job alerts):検索条件を保存してアラートを設定すると、条件に合う新着求人の通知を受け取れます。通知の頻度などの設定項目は、画面の案内に従って選んでください。
  • Easy Apply:一部の求人は、LinkedIn上で直接応募できます。手軽に応募できる場合でも、レジュメは求人ごとに調整しましょう。
  • 企業の採用サイトで応募する求人も多いため、応募前に求人票の応募条件(就労ビザの要否、勤務地、言語要件など)を必ず確認してください。

4. 人脈を広げ、直接コンタクトを取る

海外転職では、社員の紹介(referral)やリクルーター経由の選考も応募経路の一つです。

  • 志望企業で働く人、同じ職種で海外に移った日本人、その国のリクルーターとつながる
  • つながり申請には、なぜつながりたいのかを一言添える(メッセージを添えられる件数や文字数には、アカウントの種類によって上限が設けられている場合があります)
  • 業界の話題について投稿やコメントをして、専門分野を知ってもらう

英語でのメッセージの書き方は、シーン別のテンプレートをまとめたこちらの記事を参考にしてください。

関連記事LinkedInで効果的なコミュニケーションを実現する方法(8つのシーン別、英語テンプレート付き)

5. リクルーター・人材紹介会社を活用する

LinkedInでは、特定の国や業界を専門とするリクルーター(人材紹介会社のコンサルタント)を検索して連絡できます。リクルーターから連絡が来たときも、興味がなければ丁寧に断り、関係を保っておくと次の機会につながります。日本国内の外資系に強い転職エージェントと併用するのも効果的です。

関連記事海外転職の最短ルートは?現地採用と駐在の違い・就労ビザの基本と進め方

日本国内の外資系企業への転職に使う場合

LinkedInは海外転職だけでなく、日本国内の外資系企業への転職でも使われています。国内で使う場合は、次の点を意識しましょう。

  • 英語と日本語のプロフィールを両方用意する:外資系企業の日本法人では、日本人の採用担当者と海外の上司の両方がプロフィールを見ることがあります。前述の「他の言語のプロフィール」機能で、日本語版も用意しておくと安心です。
  • 勤務地と希望条件を正しく設定する:「Open to Work」の勤務地に Tokyo などの国内の都市を入れておくと、国内の求人の提案やリクルーターからの連絡につながりやすくなります。
  • 在職中は公開範囲に注意する:同じ業界内で転職する場合は、現在の勤務先の人にプロフィールの変更や転職意欲が伝わる可能性を考え、「Recruiters only」を選ぶなど公開範囲を確認しましょう。

応募が決まったら、プロフィールの内容をもとに、求人ごとに英文レジュメを調整します。求人票の読み方はジョブディスクリプションの読み方、レジュメ全体の書き方は英語履歴書の書き方ガイドで解説しています。

まとめ:プロフィールと英文レジュメはセットで準備する

LinkedInのプロフィールは、狙っている職種や業界に向けた、比較的広い自己紹介です。一方、英文レジュメは、応募する一つの求人(Job Description)に合わせて調整する書類です。どちらも同じ事実にもとづいて書き、求人票の言葉は自分の経験と一致する場合にだけ使います。成果や数字が確認できないときは作らず、担当範囲や改善した内容を具体的に書きましょう。この記事の例に出てくる会社名や数字は、すべて説明用の架空の例です。

LinkedInのプロフィールを見たリクルーターから、次に求められるのは英文レジュメです。プロフィールとレジュメの経歴・実績に食い違いがないよう、同じ内容をもとに両方を整えておきましょう。

関連記事【英語版履歴書テンプレート】無料テンプレートの探し方と選び方・コピーして使える記入例

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