オンライン英会話スクールの比較まとめを始めるにあたって
オンライン英会話スクール、ここ数年でとてつもない勢いで増えていっていますね。
選択肢が増えるのはいいことですが、増えすぎるとユーザー側からするとちょっと困ってしまいますよね。
どのオンライン英会話スクールがいいか迷いますが、違いがわかれば選ぶのはとても簡単です。
この記事では「英会話教室運営者が語る!高品質なオンライン英会話スクール比較まとめ」をお届けします。
英語教育を展開している人間だからこその目線で、各オンライン英会話スクールの特徴とそのメリット・デメリットを見ていこうと思います。
自分の条件に合うオンライン英会話スクールを選べば、ストレスフリーに快適且つ長く続けることができます。
1位:NativeCamp(7日間無料体験レッスン)
DMM英会話・レアジョブといった競合を抑え、堂々の1位となったのはこちらのNative Campです。
ユーザー目線で見ても、教育者目線で見ても、ほぼ欠点らしい欠点はありませんでした。
カランシステムや講師の質の高さ、受講回数無制限にアプリでの受講も可能と、他社にない強みが多いです。
(広告に長州小力を起用するのは企業的なブランディングとしてどうかと思いますが…)
■料金
月額4,950円 (税別)
■メリット
・プランが1つだけで迷わない
→意外と嬉しいのが、プランが4,950円の1つだけだと迷わないというところ。
本当に良いレストランはコースメニューも1つだけだったりしますよね。
教材はオリジナル教材でカリキュラムは11レベルに分けられ、カランメソッドでも学べます。
・無料体験レッスン期間が7日間と長い
→これはEF以外のオンライン英会話スクールに比べると、とても長いですね。
しっかりと自分に合うかどうかを見極められるので、ハマる人は英語学習のモチベーションを変なところで下げることなく学習を進めることができます。
・受講回数に制限がない(受講し放題)
→受講回数制限がないという画期的システムが、Native Campの最大の売りです。
とにかく英語を早く徹底的に身につけたい、やる気満々学習者を虜にすること間違いなしです。
・Skypeではなく独自のシステムを採用しているため、Skype設定などが不要
→オンライン英会話を始めると時にありがちな「Skype設定をうまくできなくて挫折する問題」がNative Campでは一切ありません。
独自のシステムで英会話を行うので、設定に手間がかかることなくすぐに始められるのが大きな特徴です。
・厳選された講師のみ
→Native Campでは、講師選考に加え、講師採用後も継続的に教育・研修を行っているため講師の質がとても高いです。
・アプリでの受講が可能
→これは他社にない圧倒的な強みですね。どこででも受講・予約ができるのはユーザー目線で見た時にメリットがとても大きいです。
■デメリット
・教材の購入が必要
→ここだけ少し割高に感じてしまうかもしれませんね。教材費と受講費を足して考えると、DMM英会話などの方が安く感じてしまいます。
とにかく受講しまくることで受講単価を下げることができれば、割高に感じることもないと思うので、やはり数多く英会話の場を作りたい人にオススメです。
2位:EF ENGLISH LIVE(1週間・25回無料体験レッスン)
語学留学の世界最大手のEFも、オンライン英会話スクールサービスを実は出しているんです。
長年の留学エージェントとしての実績ノウハウがあるため、コンテンツの質はかなり高いです。
■料金
月額6,900円 (税別)
■メリット
・レベル別カリキュラムが実践的
→挨拶からビジネスでの交渉の場まで、あらゆる場面を想定しながら初心者〜上級者がそれぞれのレベルに合わせたレッスンを受講することができるシステム。
・無料体験のボリュームがスゴい。
→無料体験にもかかわらず、40分の個別レッスンを4回、45分間のグループレッスン(4〜5人)を20回体験することができます。
こんなに体験できるのはどのオンライン英会話スクールを比較して見てもEFだけです。
・教材を画面共有できる独自の映像システム
→ADOBE CONNECTというシステムを使うことで、リアルタイムに講師と生徒が同じ画面で同じ教材を見ることができます。
お互いにどこを見ているかを確認し合いながら進めることができるため、「あれ、今テキストのどこをやっているの?」と変に時間を使うことがないので、かなりオススメです。
・講師の質がとても高い
→欧米人の講師がいるのはもちろん、語学学校最大手のEFなので講師の質がとても高いです。
授業中のフィードバックは鋭く、しかし厳しく感じさせないようなものがあります。
これはやはり講師の肩書きや会社の規模感だけでは担保できない部分なので、さすがEFと英会話教室を運営するものとしては思ってしまいます。
・E-ラーニングシステムも使える
→なんと、理解話だけでなくE-ラーニングシステムという独学用のオンライン英語学習システムが使えてしまうのです。
これはEFの語学留学生も全員使いたい放題で利用できるサービスで、非常に学習クオリティの高いものとなっています。
■デメリット
・英語力が低すぎる人には向かない
→マンツーマン英会話のみであれば問題はないのですが、学習内容がビジネスに寄っていることやグループレッスンがあることなどを踏まえると、初心者の方からすると少し敷居が高いかなと感じました。
3位:DMM英会話(2回無料体験レッスン)
DMM英会話は、このオンライン英会話スクール業界の王者です。
ユーザー数は60万人以上とも言われ、国内最大の規模を誇ります。業界の二大巨塔の片割れであるレアジョブとよく比較されることが多いですね。
■料金
月額5,093円 (税別)
■メリット
DMM英会話の売りは以下の通りです。
・全80ヶ国6,000人以上の外国人講師が在籍
→フィリピン人講師を始めとした、東南アジア系の講師が多いオンライン英会話スクール業界ですが、DMM英会話では世界各国の英語講師が集うのが特徴です。
通常2回受けられる無料体験レッスンでまずは是非、フィリピン人とフィリピン人以外の講師を試しましょう。
(たまにキャンペーンで無料レッスンを3回受講できる時があるので、その時はすかさず申し込みましょう!)
・6,879種類もの豊富なオンライン英会話教材
→DMM英会話では、教材が6,879種類と圧倒的に多く市販教材も使えるため、気に入ったものテキストで勉強することが可能です。
オリジナルテキストは自分で購入することもできます。バラエティーも豊かで、なんと子ども用の英会話教材まであるとのこと!
色々な教材を試してみたい欲張りな人にもおすすめです。
オリジナルテキストをDMMのレッスンで使う場合はもちろん無料で、授業時に使用箇所がファイル送信されてきます。
・1日1レッスン138円~という安さ
→圧倒的に安いです。毎日25分レッスンの月定額だとスタンダードプランなら5,500円で受講が可能です。
■デメリット
・人気講師がすぐに埋まってしまう
→オンライン英会話スクールはマンツーマンが基本なので、どうしても人気講師のスケジュールはいっぱいになりがちです。
早めに予約をしてスケジュールを確保するようにしましょう。
・講師の質に差がある
→学校などでも同じですが、オンライン英会話スクールでも講師の質は本当に様々です。
講師の教え方や性格などによって個人に合う合わないもあるので、自分に合う先生をピックアップしておきましょう。
4位: レアジョブ英会話(2回無料体験レッスン)
DMMと並ぶオンライン英会話の二大巨頭の片割れことレアジョブは、創業が2007年と実は日本のオンライン英会話スクールの中で1番の老舗。
DMMとは打って変わってシステムが全然違います。
特にカウンセリングを初めとしたフォロー体制は、英語が苦手な初心者でも安心して勉強に臨める他のオンライン英会話スクールにはあまりありません。
■料金
月額3,390円 (税別)〜
■メリット
・言語習得論に基づいたカリキュラム
→レアジョブでは受講生の英語レベル別に8段階の勉強カリキュラムがあります。
自分のレベルに合わせた勉強レベルでないと授業でついていけなくなってしまい、そのまま英語学習自体を諦め始めちゃうなんてことになりかねませんからね。
言語習得論を抑えているので、ただ闇雲に英会話をするのではなく、理論に基づいた学習をすることができます。
・日本人担当者によるカウンセリング&フォロー
→レアジョブでは生徒が授業についてこれているかどうかや、カリキュラムが合っているかどうかなどのフォロー体制がかなりしっかりしています。チャットやスカイプで面談を専任カウンセラーしてくれます。
そのため目的・レベルに応じたコースを提案してくれるので、無理なく進めることができます。
初心者が安心して一歩一歩前進できる工夫がされていて、「ただ会話するだけ」で終わらせない「上達する英会話」を追求している姿勢が伺えますね。
・1日1レッスン157円~という安さ
→DMM英会話より若干高いものの、カウンセリングやフォローがあることを考えるととても安いですね。
料金プランも様々で月額5,980円で毎日25分レッスンを受けられるプランもあります。
・通常2回受けられる無料体験レッスン&カウンセリング付き
→DMM英会話と同じように2回まで無料レッスンを受けられます。なんとレアジョブではカウンセリングまで2回受けられるという太っ腹ぶり。
しっかり自分に合うかどうかを見極められますね。
・日本語対応講師が多い
→これは初心者に嬉しいですね。英語がどうしても話せなかった時の逃げ道があると安心してレッスンに望むことができます。
■デメリット
・人気講師がすぐに埋まってしまう
→これはユーザー数の多いレアジョブでは仕方のないことですね。スケジュールを早めに抑えて確保しましょう!
・講師が多すぎる
→いつでもレッスンできるので嬉しい反面、ちょっと悩んでしまいますよね。
個人的に講師の合う合わないは英語の成長の伸びに大きく関わってくると考えていますので、オンライン英会話であっても自分のお気に入りの先生を何人かリストにしておいて、その人から学び続けるようにしましょう。
合わない人と勉強するとせっかくの英語の時間が台無しになってしまいます!
・ネイティブ講師がいない
→講師は全員フィリピン人です。ネイティブ講師の方がオリジナルの英語を発音しますし、表現がフィリピン人とはまた変わってくるのですが、「とにかく話ができればいい!」というのであれば、そこまで気にしなくてもいいかも。
5位:産経オンライン英会話(2回無料体験レッスン)
産経がまさかのオンライン英会話スクール事業を始めました。
そしてなかなかにクオリティが高く6位にランクインです。
■料金
月額5,537円 (税別)〜
■メリット
・教材費が無料
→産経オンラインはテキスト料金が一切かかりません。テキスト自体はレベルが6段階に分かれていて初心者から上級者までそれぞれ対応できるようなレベル分けになっています。
・週末プランがある
→産経オンライン英会話には、1日1回25分のレッスン料金と同じで、金・土・日それぞれ1日1回50分レッスンを受けることのできるプランがあります。
これは平日忙しいビジネスマンにはとても嬉しいプランですね。週末に集中的に英語を勉強できるプランがあるのは魅力的です。
・GCAT(Global Communication Ability Test)が無料で受験できる
→GCATという英語コミュニケーションテストを受験することができます。自分の英語レベルを常に図り続けたい人にはぴったりの特典ですね。
定期的なGCATの受験によって、自分の英語レベルの適正にあった学びを吸収するようにすると英語の伸びはぐっと高まりますよ。
■デメリット
・講師がフィリピン人の所が多い
→フィリピン人はやはり人件費が安いのでしょうがないですね。とにかく話すということに慣れる分には全く問題ないので、あまり気にせずにいきましょう。
6位:ラングリッチ英会話(2回無料体験レッスン)
ラングリッチの最大の売りは、返金保証と通信環境です。
しっかり学びたい人を大いにサポートする体制なので、動画を見てそれに関する設問に答えるなど、
ただのフリートークレッスンとは違う学習要素を盛り込んであります。
また講師陣は全て専用回線でオフィスからコールしてきますから、
回線事情があまりよくないフィリピンからのレッスンでも安心です。
月会費は6000円。決して安さを前面には出していませんが、十分な安さです。
■料金
月額6,000円 (税別)〜
■メリット
・常に講師が大勢待機している
→なんと朝5時でも常時30人以上の講師が待機しているようです。
予約待ちをする必要がなく、朝に英会話を練習したい人からするととても嬉しいですね。
・チャットボックスがあるから質問が随時日本語で可能
→授業中は右下にチャットボックス部分が出現。常時運営時間内であれば日本語サポートで運営会社の人に困った時は相談できるという点が非常に良いです。
通信環境が悪かったり、相手の講師とうまくコミュニケーションを取れない時はユーザー側としては不安ですもんね。
■デメリット
・講師側の予約変更が多い
→開始5分前になっていきなり予約していた講師がキャンセルになり、別講師に振替されるというケースが多いようです。
自分のお気に入りの講師から授業を受けられないと少し気分が落ちちゃいますよね。
7位:100%コミット英会話【イングリッシュセントラル】
イングリッシュセントラルはアメリカに本社を置く企業のサービスで、世界最大級の会員数(200万人)の英語学習プログラムです。
日本でも有名国立大学や英検も採用している学習プログラムで、現在国内では50校以上が導入しています。
■料金
月額2,067円 (税別)〜
■メリット
・1万本以上の動画学習素材が無期限で無料
→これは驚きですよね。1万本以上のオリジナル英語学習動画がイングリッシュセントラルにはあり、動画内に字幕やタイピング機能、発音機能に音声認識機能など様々な機能が搭載されていますので、英語学習には持ってこいな素材が無料で使えてしまいます。
・3ヶ月レッスンを行って成果が上がらなければ無料返金保証
→イングリッシュセントラルには無料返金保証システムがあります。なかなか他のオンライン英会話スクールには無い制度ですよね。
ユーザー側からするととても安心して使うことができてありがたい限りです。
■デメリット
・オンライン英会話が顔の言えない電話機能のみで行われる
→これは本当にもったいない点ですよね。顔の見えない中でのコミュニケーションを強いられるわけですから、話しづらさはもちろん発生します。
・システムエラーが多い
→動画の音声判定機能の読み込みや判定自体があまり良くないようです。これはパソコンの機能的な部分なのでしょうがないところもありますが、それでもやはり質が低いのはいただけませんよね。
オンライン英会話スクール比較のまとめ
オンライン英会話スクール比較、いかがだったでしょうか?
本当に数多くのサービスがあり、なかなかすぐにこの中から選ぶのは難しいですよね。
オンライン英会話スクールはそれぞれが個性を前面に押し出していますから、自分が何を求めているかが明確ならすぐに自分にあうオンライン英会話スクールが見つかるでしょう。
そして、どのオンライン英会話サービスにも言えることですが、何より英語を学習したいというみなさんに、オンラインで英会話を勉強できるというこの時代に生まれた特権をどんどん活用してもらいたいです。
留学や英会話教室へ高いお金を払ってでないと学びにくかった英会話が、インターネットで自宅で勉強できてしまうのです。
もちろんオンライン英会話サービスよりも生の英会話の方が臨場感があり、英語を本当に使っている感覚が養われます。
自分の金銭的余裕や環境に応じて、オンライン英会話スクールを使うべきかそうでないかを見極め、自分に合ったサービスを使うようにしましょう。