「恐れ入りますが、〜お願いしてもいいですか」を英語で言うと?
「恐れ入ります」は、相手に何かを依頼する際によく使う表現ですね。
この「恐れ入ります」を英語で表現することはそもそもできるのでしょうか?
結論、できないことはないのですが、日本語の「恐れ入りますが」は、英語の場合「申し訳ない」のニュアンスが強いです。そのため、直訳をするというよりは「お手数おかけして申し訳ない」といったニュアンスのフレーズを使うことになります。
「やっぱりそう言われるとどのように恐れ入りますを英語で表現すればいいかが分からない!」という人のために、今回の記事では、日本語の「恐れ入ります」にあたる英語をケース別に集めてみました。
自分の使いたい場面に合わせた「恐れ入ります」を英語で表現できるようにしましょう!
Could you do me a favor?
「恐れ入りますが(お願いできますか)?」のオーソドックスな英語表現です。
これを使えれば「申し訳ないんだけれど、助けてくれませんか?」と誰にでも言えるようになります。
【例】・Could you do me a favor?
恐れ入りますが、お願いできますか?
I’m afraid〜
こちらは元々「〜が怖い」という意味の熟語表現です。
転じて、「相手に恐れを持っている=恐れ入ります」という英語表現になりました。
【例】・I’m afraid he is out of his desk now.
恐れ入りますが、彼はいま席を離れています。
I am sorry for asking you〜
この「恐れ入ります」の表現は前の2つよりも丁寧です。
ポイントとして、I’mでなくI amと省略形にしないようにすると、より丁寧さが相手に伝わります。
【例】・I am sorry for asking you to submit this email instead of me.
恐れ入りますが、私の代わりにこのメールを送っていただけませんか?
Would you be so kind as to〜
これはかなり丁寧な「恐れ入ります」の言い方です。
so kind as to〜で「〜してくれるくらい優しい」という意味になります。asは「同様」のas、toはto不定詞のtoです。
【例】・Would you be so kind as to revise this document?
恐れ入りますが、この文書を修正していただけませんでしょうか?
I would be very much obliged if you could〜
これは今までの表現の中でも一番丁寧な言い方です。
obligeという英単語はそうそう使うことが少ないので、より丁寧さがあり手に伝わる英語表現となっています。
【例】・Would you be so kind as to revise this document?
恐れ入りますが、この文書を修正していただけませんでしょうか?
Would you mind if〜
mind=気に触る。「もし〜でもあなたは気に触りますか?」という訳になりますが、婉曲的に「(恐れ入りますが)〜してもらえませんか?」と依頼するような英語表現になります。
【例】・Would you mind if you open the window?
恐れ入りますが、窓を開けていただけませんか?
Would it be possible〜
「(恐れ入りますが)〜は可能ですか?」と丁寧に聞いてみる際に使うならこれ。
itの中身はto以降で説明しますよ!
【例】・Would it be possible to write your sign on this box?
恐れ入りますが、この空欄に著名をお願いできますか?
謝罪の色が強い「恐れ入ります」の英語表現
Sorry/It’s my fault./be careless
これは日本人がよく使う「恐れ入ります」の英語フレーズですね。
Sorryは誰でも言えますが、他の2つはなかなかパッと言える日本人が少ないので、ぜひ覚えて差をつけちゃいましょう!
【例】・I’m so sorry. It’s my fault./ I was careless.
これについてお詫びします。私が悪いんです。/不注意でした。
be embarrassed
こちらは元々「恥ずかしい」という表現です。「ミスをしてしまい恥ずかしい」と日本語でも言いますよね。
転じて、「恐れ入ります」というニュアンスを持たせることもできるようになります。
【例】・I’m embarrassed.
お恥ずかしいです。
「申し訳ない」だけではなく、過失の理由や反省ポイントを具体的に言ったほうがいいです。
「I apologize for my….I should have been more 〜」
…で申し訳ございません。〜をすべきでした。
「恐れ入りますが〜」と催促したい時の英語フレーズ
「急いでください」を直接に言わず、婉曲にいってあげたほうが親切です。
【例】・I don’t mean to rush you, but the deadline is approaching.
急がせるつもりじゃないんですが、締め切りが近づいているんです。
【例】・Could you please put this task at the top of your to-do list?
これを先にやってもらえますか?
感謝しつつ婉曲的に「恐れ入ります」と依頼を表す英語フレーズ
Thank you for〜
日本人はつい「恐れ入ります」を「I’m sorry」を使ってしまうことが多いですが、実は場面・状況に応じて「Thank you」で表現してもいいかもしれません。
【例】・Thank you for taking the time despite your busy schedule.
わざわざお時間をつくっていただきまして、ありがとうございます。
I would appreciate it〜
appreciateはthank youよりもフォーマルに「感謝します」と表せます。
【例】・I would appreciate it if you could tell us the process.
そのプロセスを教えていただけるのであれば、心より感謝します。
まとめ|恐れ入りますを英語で言うと?
「恐れ入ります」を英語で言うとどのようなフレーズになるかを今回はまとめてみました。
慣れていないと、I’m sorryばかり使ってしまいがちですが、今回紹介したような様々な表現フレーズがありますので、自分の使いたい場面に合わせた「恐れ入ります」を使えるようにしていきましょう!
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