どうしたら26点以上取れるのかを知っていれば、実際に26点を超えることはもっと現実的になってきます。26点以上取るということはずばり、「ネイティブスピーカーが如く話す」ということです。
■ネイティブスピーカが如く、とは?
私たちで考えるところの「日本語」の感覚です。考えるまでもなく間違いなく使える文法と、いくつものバリエーションで幅広く厚みのある語彙。これがあればネイティブスピーカー同様に英語を操ることができます。
ネイティブのように話すには、文法も流暢さ(速さ)も語彙も、なにもかもが必要なのです。そしてそれができれば、26点を超えます。
ネイティブのように話せだなんて、と憤慨しているだけでは上達しません。ネガティブな考えは、より脳の働きを悪くしますから、ポジティブシンキングで行きましょう。まずはモチベーション面です。
アメリカドラマから勉強した方がオススメです。
■ネイティブのように話せれば、TOEFLに有利であるかを考える
言葉が下手だと、信用を得られません。信頼のおける情報源として認識されることもありません。実際の生活で英語を使っているなら、と想像してみてください。TOEFL iBTはまさに、生活の縮図です。
ストレスがあったり、言いたいことがあってもうまく言えなかったりする時、問題は解決しません。TOEFLで考えるなら、得られるスコアは満足のいくものではありません。つまり、TOEFLのSpeakingセクションの点数はそのまま、後々始まるであろう英語での日々の暮らしの満足度を表しているのです。
英語を使うというのは、そういうことなのです。そう思えばTOEFLのSpeakingなんておままごと同然。これはただの練習です。実際に始まるであろう英語生活を切り抜けるためと思って、Speaking対策に取り組みましょう。意気込みも違ってくるはずです。
■具体的な対策
まずはスピーキングの模範解答を聞きましょう。すると、英検二次面接のように、型にはまったスタイルなど全くないことがわかります。必ず「I agree.」で始める、なんて決まりごとがないのです。つまり、実際に英語を話す機会が日常生活内にある人の場合は、ほぼ練習の必要はありません。
英語を話す機会がない人が習得すべきスピーキングセクションスキルは、2つあります。
- 焦って始めず、落ち着いて話し始めるスキル
- あれこれ言わず要点や方向性を一つに絞るスキル
まずは、語彙と文法共に中学3年生レベルまでを完全にマスターしましょう。その上で上記スキルと組み合わせれば26点は必ず越えられます。
英語で教育を受けたことのある日本人の小学生高学年の子供たち(帰国子女など)は、TOEFLのSpeakingセクションでラクラク26点を超えます。準備なし、対策なしで越えていきます。子供染みた英語であっても、言葉の運用がうまくでき、語順などに誤りなく、単純明快な簡単な文章で説明することができれば、点をもらえるということです。
そのため、持っている英語を全て出すため、まずは落ち着きましょう。そのうえで、あれもこれもと焦って話そうとせず、一つの方向へ向かって突き進む形で言い切りましょう。
難しい言葉を使う必要は全くありません。ただ、言葉を的確に正しく使う必要はありますから、語彙と文法の理解を深めましょう。