ビジネスを進める上で、ビジネスの打ち合わせの日が、何かの都合で延期したり前倒しになることはよくあります。
そういう時は日時を再度設定(reschedule)するために社内外の人にかかわらず連絡をしなければなりません。しかし、「英語でどのようにリスケのことを伝えれば良いか分からない…」という声がいろいろなところから聞こえてきましたので、今回は「リスケの際に使える英語フレーズ」をご紹介します。
① I wonder whether we can postpone our meeting.
訳:依然決めましたお打ち合わせの日取りを延期させていただくことは可能でしょうか?
→これはかなり口語的な表現ですね。疑問文ではなく肯定文で「リスケしませんか?」と伝えています。
「wonder whether S+V」で「SがVかどうかは分からない」という直訳になりますので、転じて「〜(分からないので)教えてもらえませんか?」のような婉曲的な表現になるのです。
そして、「postpone」は「延期」という意味の英単語ですので知らなかった方はきちんと覚えておきましょう。
② Can we reschedule it for an earlier/ later date? When would it suit you?
訳: 時間を早め/遅くしていただくことは可能でしょうか?ご都合のよろしい日はありますでしょうか?
→「reschedule」はそのまま「再調整する(リスケする)」という意味の動詞になります。
文の中にある「for」は「期間」を表すforです。for 1 hourと言えば1時間という意味になるように、時間を表す言葉によく使われる前置詞がforなのです。
また、後半の「When would it suit you?」という表現もとても便利な表現なので覚えておくようにしましょう。「suit」は「合う」という意味です。
③ Can we reschedule my appointment for October 5?
訳:お打ち合わせの件ですが、10月5日に変更できますか?
→もっとわかりやすい言い方をしたいなら、「延期 ➡︎ Put off、前倒し ➡︎ Move up」という表現が使えます。
それぞれの表現の詳しい使い方は次の例文で見ていきましょう。
④ Cam we move up the meeting to October 5 ?
訳: 会議を早めて、10月5日に変えられないでしょうか?
→「move up O(目的語) to A」で「OをAへ移動する」という意味の熟語となります。この「up」と「to」ですが、「up」は持ち上げる・前に持ってくるようなイメージを、「to」は矢印のようなイメージをしてください。
すると「元の予定から持ち上げて、Aという方向へ移動させる」という絵が頭に浮かびませんか?
このように無理やり熟語を丸暗記するのではなく、「前置詞の持つ本来のイメージ」を理解できていると英語の理解が早く進みます。
⑤ Can we put off the meeting to 11 a.m ?
訳:会議を延期して、11時にできませんか?
→「put off」はpostpone同様に「延期する」という意味の熟語です。特に意味に違いはありませんので、好きな方を使ってみてください。
先ほどと同じように「to」は「矢印」のto。11時に会議をリスケするイメージ感が出てきますね。
⑥ Will you be available next Wednesday ?
訳: 次の水曜日にお時間をとっていただけますか?
→「be availablie」で「〜することは可能だ」という意味になります。
「ご都合よろしいですか?」を無理やり直訳で英語にするよりもこちらのavailableの表現の方がかなり綺麗な訳になりますので、マスターしておきましょう。
⑦ Let’s call a meeting the first thing tomorrow morning.
訳:明日の朝一番で会議を開きましょう。
→「call a meeting」で「会議を開く」という意味になります。あまり日本人の感覚にはない英語表現ですのできちんとチェックしておきましょう。
時間の表現に関しては、直訳の通りで「first thing は最初にやること」で、明日の朝に〜と続くので「明日の朝一番にやること」と訳すことができます。
⑧ My schedule is pretty tight tomorrow.
訳: 明日はぎゅうぎゅうに予定が詰まっています。
→「pretty」は「可愛い」という意味を連想しがちですが、実はveryのように「とても」という意味もある英単語なので、「pretty good=very good」のように使うことができます。
そして、「tight」は「きつい・窮屈な」という意味の英単語です。「タイトジーンズ」なんて最近ではカタカナ語でも言うので理解できる人も多いかと思いますが念のため。
総じて、schedule is pretty tightで「スケジュールがぎゅうぎゅうに詰まっている」という意味になります。
まとめ|スケジュール調整の「リスケする」って英語でなんていうの?
スケジュールの調整に関する英語表現をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
社会で生きていく上で会議の日程調整などは1日1回あると言っても過言ではないくらいよくあることです。しっかりと海外の人も巻き込んで日程調整ができるように勉強しておきましょう!
今日ご紹介した8つの表現はどれもすぐに実践の場で使える表現なので、まずはそのままコピペで使ってみてください。
その他、下にビジネスの場面で役立ちそうな似たような記事をいくつか載せておきますので、もし気になったものがあればぜひチェックして勉強してみてください!
▼「会議でよく使う「報告する」ってビジネス英語でなんて言うの?」の記事はこちら!
▼「「週末はどうだった?」ってビジネス英語でなんていうの?」の記事はこちら!