ビジネスで英語を使用していると、値段の見積もりをすることや値段交渉を行うことは頻繁にあります。
お金の話なので互いにセンシティブになりがちな話題ですが、「実際に顔を見て直接話ができれば交渉できるのに、メールだとうまく表現できなくて困ってしまう…」という人もしばしば。
そこで、今回は英文メールでの「見積もり・値段交渉」に関する表現をまとめました!
①見積もりを依頼する
価格を見積もりを依頼する場合に使える英語表現をご紹介します。
・I was wondering if we could get an estimate for…
訳:〜の見積もりをいただけますか。
→「estimate」は「見積もり」という意味ですので、必ず覚えなければならないビジネス英単語です。「was」と過去形にしているのは、「過去の表現」にすることで相手に敬意を払うニュアンスを含ませることができるためです。(日本人も「〜でよろしかったですか?」とついついなんでも過去形にしてしまいがちですよね。)
・Could we get an estimate on the cost of ….
訳:〜料金の見積もりをいただけますか。
→「〜についての見積もり」と表現する時はestimate on〜を使います。日本人の感覚だと、この場合は「of」を使ってしまいがちですが注意しましょう。
・Please give me a call when you’ve got the estimate.
訳:見積もりができましたらお電話をください。
→特段難しい表現はありません。「have got」と現在完了形を使っているのは、「見積もりができた」という「完了」のニュアンスがあるためです。
②値段について交渉する
予算に限りがあり、見積もり価格より値下げを希望する場合に使える英語表現をご紹介します。
・The price is slightly over budget.
訳:価格がやや当社の予算を超えています。
→「budget」は「予算」という意味の英単語で、TOEICにも頻出のビジネス英単語です。「slightly」もあまり使わない単語ですが、「少しだけ」というニュアンスを表すのに適した単語なので合わせて覚えておきましょう。
・That is out of our price range.
訳:その価格は予想外です。
→「range」は「範囲」という意味で、今回のような文章だと意訳で「我々の予算範囲を超えている=予想外だ」という表現になります。
・It is more than we can afford.
訳:それだけの余裕はありません。
→「can afford」で「〜する余裕がある」という意味になります。文章読解では読めても、スピーキングやライティングでこの表現を使いこなせる日本人は少ないので、覚えておくと一歩リードです。
・I am wondering if there are any special discounts available.
訳:特別な割引がありますか。
→「discounts」は日本語で言う「ディスカウント」。ドン・キホーテなどが「ディスカウントショップ」と自称しているように「割引」という意味になります。
・Would you accept $29,000?
訳:2万9千ドルでいかがですか。
→「accept」は「受け入れる」という意味の英単語。この疑問文では転じて「いかがですか?」という意訳をすることができます。
・Please let us know if our offer is acceptable to you.
訳:当社の申し出でよろしければ、お知らせください。
→先ほどのacceptが形容詞の「acceptable」となっています。「〜able」は「〜可能な」という意味の接尾語で、レベルや場面問わず頻出なので絶対に覚えておいてください。
・I’m sure we can find common ground.
訳:互いに共通の認識に立てるものと確信しております。
→少し難しい表現ですね。「common」は「共通の」という形容詞ですぐに理解できますが、「ground」は「地面・場所」という意味で訳とは少し違いますね。
この場合、「ground」という単語のイメージである「場所」から「共通の場所=共通の認識に一緒に立つ」というニュアンスが発生するため、このような意訳ができます。
まとめ
見積もり・値段交渉の英文メール表現をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
これらの表現をしっかり使いこなすことができれば、たとえメールでもしっかりと相手から価格を聞き出すことができますので、今日からぜひ使ってみてくださいね。
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